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北朝鮮、東海にロケット弾4発…3発は陸地に落ちる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が30日の午前と午後、300ミリ大口径放射砲(多連装ロケット・KN-09)をそれぞれ2発ずつ発射した。しかし1発を除いて飛距離が短く、北朝鮮内の陸地に落ちたとみられると、国防部当局者が伝えた。

KN-09は、北朝鮮が2000年代初期に中国から技術を導入し、平沢(ピョンテク)に建設中の在韓米軍基地と韓国の陸・海・空軍本部がある鶏龍台(ケリョンデ)打撃のため10年間余り開発した最新武器。一般のロケット弾とは違いロシアの衛星航法装置(GPS)のグロナスを搭載し、正確性が高いという評価を受けている。

北朝鮮はこの日午前7時30分と40分、午後5時50分と6時、平安北道妙香山近隣から東海岸に向けてKN-09を発射した。しかし午前に発射した2発の砲弾はともに数秒間飛行して消えた。また、午後に発射した2発のうち1発は210キロ飛び、東海岸の咸鏡南道北青郡沖に落ちたと、韓国軍は把握している。残りの1発は東側に130キロほど飛行して落ちた。したがって4発のうち2発は妙香山付近に、残りの1発は咸鏡南道咸興付近など陸地に落ちたと推定される。


国防部の当局者は「KN-09を妙香山から東海岸に射撃する場合、少なくとも160キロ以上飛んでこそ海に落ちる」とし「発射直後に数秒だけ飛行したり130キロほど飛んだとすれば、事実上、発射失敗だ」と述べた。

北朝鮮は今年、元山など東海岸一帯でKN-09を5回にわたり3-4発ずつ発射してきた。毎回150-200キロ飛び、似た地点に落ちた。このためミサイルに匹敵する性能を発揮する多連装ロケットの開発に成功したのではという観測が出ていた。

北朝鮮がこの日KN-09を発射した妙香山には、金日成(キム・イルソン)一家が使用する特閣(別荘)がある。金正恩(キム・ジョンウン)第1委員長が失敗の場面を目撃した可能性が高い。



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