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「休む時に休んでこそ再充電…大統領の休暇、国家のために必要」=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

昨年、慶尚南道巨済の猪島で休暇を過ごした朴槿恵大統領。

「大変で長かった時間…休暇の外出に心に余裕が訪れないのは…恐らくその間に残っている多くの仕事をするべきではないかという考えで…蒸し暑い夏、すべての方が元気になることを望みながら…」。

朴槿恵(パク・クネ)大統領が29日午前11時頃、自身のフェイスブックに掲載した文だ。公式的には前日から4泊5日の休暇を過ごしている朴大統領だ。だがフェイスブックの文は事実上、官邸にいることを吐露している。慶尚南道巨済(キョンサンナムド・コジェ)の猪島(チョド)に一泊した昨夏の休暇とは対照的だ。朴大統領は当時スカートにサンダル姿で、木の枝で砂浜に「猪島の思い出」と残すなど余裕のある時間を過ごした写真をフェイスブックに掲載した。今年は青瓦台(チョンワデ、大統領府)で休暇を送り、フェイスブックに文を載せた。

だが今回、朴大統領のバカンス先は青瓦台の敷地内にある官邸だ。一種の「バンコク〔韓国語で部屋(バン)〕+栓(コック)」休暇だ。言葉だけはバカンスだが事実上5日間ずっと仕事をしていることになる。大統領の変則休暇は、青瓦台の秘書室に連鎖反応を起こしている。朴大統領の日程に合わせて休暇を取っている金淇春(キム・ギチュン)青瓦台秘書室長も電話を手にしながら首席らに「遠距離業務指示」をしているという。このため休暇中の首席秘書官らも完全に休むことは難しい状況だという。こうした連鎖作用について青瓦台関係者は「大統領が官邸で仕事をされているのは明らかなのに、秘書室長が休暇をまともに楽しめるか」と話した。


事情がこうであっても、新政治民主連合は朴大統領の休暇をセウォル号事件とつなげて「セウォル号特別法を求めて16日連続断食中の遺族が次々に倒れて病院に運ばれていても、大統領は休暇中でセヌリ党は依然としてセウォル号の真実を無視している」(キム・ハンギル共同代表)と声を高めた。

問題は朴大統領だけではない。歴代の大統領も完全に休暇を楽しめなかった。金大中(キム・デジュン)元大統領は2002年、チャン・サン首相候補者の国会承認に赤信号がつくと、官邸で「バンコク」休暇を過ごした。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は2004年(弾劾事態)や2006年(集中豪雨)の2回の休暇を青瓦台で過ごし、2007年のアフガニスタン拉致事件が起きた時は最初から休暇を返上していた。



「休む時に休んでこそ再充電…大統領の休暇、国家のために必要」=韓国(2)

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