昨年の秋には、妻が水道局から電話をもらった。「ひょっとしてご家族が増えましたか。それとも水道が漏れているのではありませんか」という質問だった。親戚の長期滞在で水道水の消費が増えたのだが、ひょっとして別の問題があるのではとチェックされたのだ。日本社会全体のこまやかさと几帳面さが感じられた。
お客さんが小銭を間違って計算して出しても、まるで自らのミスのようにすまなそうにするコンビニエンスストアの店員、携帯電話の騒音がない地下鉄と電車の中の風景…。特派員任期の3年間で体験した事を1つ1つ思い出したのは、2カ月前に事務所に届いた日本人読者の手紙のためだった。
お客さんが小銭を間違って計算して出しても、まるで自らのミスのようにすまなそうにするコンビニエンスストアの店員、携帯電話の騒音がない地下鉄と電車の中の風景…。特派員任期の3年間で体験した事を1つ1つ思い出したのは、2カ月前に事務所に届いた日本人読者の手紙のためだった。
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