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【時視各角】「韓国に伝えてほしい」という日本の内心

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
先週2泊3日の日程で言論界の同僚9人と日本に行った。安倍晋三首相をはじめ、中曽根氏、麻生氏、野田氏ら元・現首相に会った。午前・午後に分けて日本与野党の国会議員、言論界幹部、大学教授ら2-4時間ずつ討論した。タイトな日程だった。日本側は「オフレコ」を注文しながらも「私たちの声を韓国に伝えてほしい」と述べた。矛盾した要請に困惑した。やむを得ず主な発言を非実名で紹介するのが残念だ。

▼韓日政治指導者のスケールが小さくなった。自国を越えて隣国、アジア、さらに世界人類の運命まで考えなければいけないが…。日本の政治家は軌道を外れてはならず、過去の歴史のうち深く反省すべきことがあることを忘れてはいけない。今の問題は今の世代が解かなければいけない。韓国は日本がアジアで最も重視する国だ。首脳が会ってお互いなだめることが重要だ。中曽根元首相は米国ではなくソウルを最初に訪問し、首脳会談を行った。

▼大型書店の三省堂に嫌韓書籍専門コーナーができたというのは衝撃だ。日本の嫌韓の流れにも商業主義が広がっている。嫌韓情緒が嫌韓記事を生むが、逆に週刊誌と放送・インターネットなどが視聴率と照会数に便乗して嫌韓を増幅させたりもする。両国の報道に冷静な管理が必要だ。「報道しないことで報道する」という金言を再確認してほしい。


▼率直に日本には「村山と河野は売国奴」という非難がある。そのような致命傷をかえりみず、日韓関係の改善に努力する日本の政治家は少なくない。日本の嫌韓の流れの根底には、日本人の間に「すでに韓国が我々のライバルになった」という認識もあることを読み取ってほしい。

▼韓日関係の報道にABCDが重要だ。正確(accuracy)、均衡(balance)、一貫性(consistency)がそれだ。方向性(direction)も過去に拘束されて紛争を起こすより、未来に合わせなければいけない。相手の悪い点ばかりけなすより、前向きに応援をする時だ。

▼韓日関係は経験則上「してはならないことはしない」から出発する必要がある。両国の政治指導者は「すれば必ず状況が悪くなる」ことを繰り返す。靖国神社参拝、独島(ドクト、日本名・竹島)問題などがそれだ。国交正常化以降49年間、言い争いがあったが、答えを探せなかった問題だ。

▼現在、日本軍慰安婦問題が最も大きな障害物だ。日本の内部でも「慰安婦」ではなく「強制性奴隷」と呼び、深刻に受け止める流れがある。両国が対立の平行線をたどるより、首脳同士が額を突き合わせ、解決の糸口を見いださなければならないことだ。

▼韓国では「日本の右傾化が問題」と指摘するが、順序が間違っている。韓日関係が悪化したのは日本の民主党政権当時からだ。2011年11月の京都首脳会談の内容は、韓国で伝えられたものとはやや距離がある。その後、李明博(イ・ミョンバク)前大統領が2012年8月に独島を訪問し、天皇謝罪要求発言をし、深刻に悪化した。日中関係は折衝しようと努力する人たちがいるが、韓日間には因縁をつける人たちばかりで心配だ。

▼両国の完全な認識共有は不可能だ。韓日関係は程度を管理しながら進まなければいけない。お互い「間違い」ばかりに執着して葛藤を深めるより、お互い「違い」から認めなければいけない。

▼韓国と日本は東アジアで自由市場と民主主義、基本的人権と法治を共通分母とする唯一の両国だ。両国間に問題があっても率直に意見を交換し、未来志向的に取り組めば、十分に解決していけると考える。

(※安倍首相がいくつか主要懸案に敏感な内心を明らかにしたが、「オフレコ」として公開できないのが残念だ。原発事故による電力難のために日本は暑かった。元首相らが飲食店でスーツの上着を自分でハンガーに掛ける素朴な姿が目を引いた。日本側がセウォル号の犠牲者に対する黙祷で懇談会を始めた場面も記憶に残る。)

イ・チョルホ首席論説委員



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