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<韓国旅客船沈没>兪炳彦会長の長男を検挙…「父の死、知らなかった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

仁川(インチョン)広域捜査隊は25日、京畿道龍仁のマンションで逃避中だった兪炳彦(ユ・ビョンオン)会長の長男・兪大均(ユ・テギュン)容疑者(左)と救援派の信徒パク・スギョン容疑者を検挙した。この日夜、ユ容疑者とパク容疑者が仁川地検に入っている。

兪炳彦(ユ・ビョンオン)清海鎮(チョンヘジン)海運会長(73)の長男・兪大均(ユ・テギュン)容疑者(44)と兪容疑者の逃避を助けてきた女性警護員パク・スギョン容疑者(34)が25日に検挙された。仁川地方警察庁広域捜査隊はこの日午後7時ごろ、京畿道龍仁市上現洞のマンションに隠れていた兪容疑者と朴容疑者の身柄を拘束した、と明らかにした。空港で出国が阻止された日(4月19日)から97日目だ。

検挙現場にはテレビがなく、兪容疑者は父・兪炳彦会長が死亡したことも警察から聞き、涙を流した。警察は携帯電話とノートブックを押収したが、追跡を避けるために携帯電話は消えていたという。警察は兪大均容疑者を調査した後、午後9時30分ごろ、兪炳彦会長一家の不正を捜査中の仁川地検に移送した。

兪容疑者は心境を尋ねる記者の質問に「逃避中は家族と全く連絡していない」とし「親が亡くなったのに、子の心情はどうでしょうか」と語った。兪炳彦会長の死亡については「少し前に知った」と話した。これに関し、隠れ場所を提供したハ容疑者(女)は検察の調査で、「兪大均氏に兪炳彦会長の死亡のニュースを伝えたが、信じないようだった」と述べた。兪大均容疑者は旅客船セウォル号の遺族に話したいことを尋ねると、「(責任者の)子として話す言葉があるだろうか」と述べた。密航の試みがあったかどうかを尋ねると、「ない」と否認した。一方、パク容疑者は正面を見つめたまま口を硬く閉じ、質問に何も答えなかった。


警察によると、2人はハ容疑者の名義で賃貸した後、空いていたマンションで、4月22日から94日間潜伏してきたことが確認された。警察がこの日午後5時ごろ、マンションを急襲したが、2人はドアを開けず、2時間後に逮捕されたと、警察は明らかにした。

セウォル号の船会社「清海鎮海運」の持ち株会社アイワンアイホールディングスの最大株主である兪大均容疑者は、56億ウォン(約5億6000万円)の横領および背任容疑で仁川地検特別捜査チームの追跡を受けてきた。検察は兪容疑者に5月12日に出頭を通知したが、応じなかったため、逮捕令状を受け、1億ウォンの懸賞金までかけて検挙に力を注いできた。



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