光州(クァンジュ)地検が公開した珍島VTS内部の閉回路テレビ(CCTV)録画画面。2月10日明け方、1人の管制官が机に突っ伏して居眠りしている様子が映されている。(写真提供=光州地検)
検察によると、彼らは3月15日から旅客船セウォル号の沈没事故があった4月16日まで、夜間勤務の時に「2人1組」の勤務規定を破った。2人が1セクター(沿岸)と2セクター(遠距離)に分けて管制しなければならないが1人だけが勤務していた。また船舶と交信をしたかのように勤務日誌に虚偽の内容を粉飾した。
勤務態度も非常にいい加減だった。居眠りをしたり携帯電話を見ながらコーヒーを飲んだりするのが日常だった。管制室の後方でゴルフのパット練習をする者もいた。このような様子が撮影された映像は、職員によって一度削除されたのち、これを検察が復元したことで確認できた。
センター長らは、国会から勤務場面が含まれた映像資料の要請があると、今年1月18日以降3カ月間の録画映像を5月にすべて削除した。センター長はセウォル号事故直後の4月19日にCCTVを最初から無くすよう指示もしていた。セウォル号事故の瞬間には交代時間ということで4人が勤務していたが、10分の間(午前8時50分~9時)に異常兆候を全く発見できなかった。
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