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“自動車界のアップル”テスラ、半額EV車で大衆化狙う(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

テスラモーターズのイーロン・マスク最高経営者(CEO)

今度は「半額」電気自動車だ。「自動車業界のアップル」と呼ばれる電気自動車専門業者テスラモーターズのイーロン・マスク最高経営者(CEO)が英国自動車専門紙オートエクスプレスとのインタビューで2017年に3万5000ドル(約3592万ウォン、約352万円)の電気自動車である「モデル3」を発売すると明らかにした。

テスラの3つめの電気自動車である「モデル3」の価格はテスラが2012年にリリースしたセダン「モデルS」(7万1000ドル)の半額程度だ。テスラは2012年モデルSセダンを発売して以来、5月初めまで合計6500台ほどを販売し1700万ドル(約175億ウォン)の収益を上げた。マスク氏は6月、テスラの電気自動車特許技術を無料で公開し、電気自動車市場拡大の旗を揚げた。

テスラの「半額」電気自動車は「電気自動車大衆化時代」を開くという宣言だ。経済雑誌フォーブスによれば今年の米国内一般自動車平均価格は3万1000ドル程度だ。価格を半額に下げた「普及型」電気自動車は一般車両と比較して価格競争力を確保できるものと見られる。オートエクスプレスはテスラの新しい電気自動車である「モデル3」がBMW3シリーズと競争するものと分析した。


モデル3は一度の充電で200マイル(約321キロメートル)を走行することができる。生産価を低くするためにアルミニウムの代わりに鉄を自動車素材に使う。モデルSのアルミニウム・プラットホームを変形するのでなく完全に新しいプラットホームを開発するという計画だ。この過程にはアストンマーティンの首席デザイナーとして仕事をした英国出身のデザイナーが参加すると伝えられた。

テスラが電気自動車の価格を低くすることができると自信を持つのはバッテリーのためだ。テスラは2017年まで世界最大規模の2次電池工場である「ギガファクトリー」を完工してバッテリー生産費用を低くするという腹案だ。マスク氏は「装着するバッテリーを最大限減らしモデルSより車体を20%程度小さくして重量を軽くするつもりだ」と話した。

価格引き下げとともに消費者が電気自動車を気楽に使えるように各種方案も推進する。20分でバッテリーの半分が充電される急速電気充電所である「スーパーチャージャーネットワーク」を米国全域に拡大している。テスラ電気自動車を保有する顧客はそこで無料充電サービスを受けることができる。中国市場に進出して3つの「スーパーチャージャーネットワーク」を開いた。今後、日本を含め全世界に200個余りの急速電気充電所を運営する計画だ。



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