16日でセウォル号惨事から3カ月を迎えた。中央日報は今月にも社会安全システムを点検する「大韓民国安全報告書」を出す。2011年7月27日の奇襲豪雨の際に19人の命を奪ったソウル瑞草区(ソチョグ)の牛眠山(ウンミョンサン)の山崩れ復旧現場を点検した。当時、土砂と木が押し流されて真っ赤な地肌をあらわにした現場は表面上はよく整備された河川水路のようにきれいに復旧していた。だが取材陣と共に現場を点検したソウル市立大学のイ・ソンゴン教授は「豪雨になれば『高速道路』のようになった水路の流速が、山崩れ前よりもさらに速くなって山の麓に大きな被害を与える可能性もある」と指摘した。写真上から山崩れ前(2010年)、山崩れ直後(2011年)、復旧後(2014年)の牛眠山一帯の様子。(写真=国土地理情報院・グーグル)
3年前の山崩れの渦中に水魔がなめ尽くし、あちこちに真っ赤な地肌が露わになった牛眠山の事故現場は今、表面的にはすっきりと復旧している。山の頂上付近の空軍部隊の下から山の下にかけて数百メートルの人工水路が作ってある。水路左右の側面と底には、マンション団地の造園用に使ってもいいような高級石が敷かれていた。
山の排水能力無視した水路工事…「豪雨時は水爆弾の恐れ」=韓国(2)
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