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たばこ価格、韓国で10年ぶり引き上げか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
たばこ価格の引き上げが本格化する。崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副総理候補が8日の人事聴聞会で、「国民健康増進レベルでたばこ価格の引き上げが必要だ」と述べたからだ。たばこ価格の引き上げは保健福祉部が10年前から推進してきたが、いつも企画財政部の反対にぶつかった。しかし崔候補が引き上げ方針を明確にし、弾みがつくことになった。

保健福祉部のイム・ジョンギュ健康増進局長は9日、「企画財政部と近く実務協議を開き、詳細な案を用意する」と述べた。企画財政部の関係者も「福祉部と協議し、引き上げを進める計画」と述べた。

これまで企画財政部は物価上昇を刺激するという理由で、たばこ価格の引き上げに反対してきた。たばこ価格は2004年12月に1箱あたり500ウォン上げた後、2500ウォン(約250円)を維持してきた。


どれほど上がるかは不透明だ。福祉部は「韓国のたばこ価格(2500ウォン)は主要41カ国のうち最も低いため、一度に大幅に引き上げてこそ喫煙率減少効果が生じるだろう」と主張する。福祉部は昨年初め、大統領職引継ぎ委員会に現在の倍に上げる案を報告している。企画財政部の関係者は「韓国ほどたばこが安い国はない」としながらも「庶民経済に及ぼす影響を十分に考慮して引き上げ幅を決めるだろう」と述べた。

現在、国会にはたばこの価格を4500ウォンに上げようという法律改正案(セヌリ党の金在原議員代表が発議)が提出されている。世界保健機関(WHO)は加盟国に平均50%引き上げを勧告している。韓国の成人男性の喫煙率は49%と、経済協力開発機構(OECD)で最高レベル。



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