2時間45分間の単独・拡大会談に続いて開かれた共同記者会見で、朴槿恵(パク・クネ)大統領は「両首脳は北朝鮮の非核化を実現し、核実験に決然と反対することで志を同じくした」と話した。だが続けて習主席は「韓半島(朝鮮半島)の非核化の実現と平和安定の維持が6カ国協議の参加国の共同利益に符合する」とした。朴大統領は非核化の対象を北朝鮮、習主席は韓半島と表現したのだ。韓中の共同声明にも「双方は韓半島での核兵器開発に明確に反対するとの立場を再確認する」と明示された。韓国が要求した「北朝鮮の非核化」や「北朝鮮の核実験反対」という表現は入らなかった。大きな枠組みで北朝鮮を刺激したくない中国の立場が反映されたものと解釈できる。
だが昨年、核兵器開発を「深刻な威嚇」と表現していたのに今回は「明確に反対」としたのは、多少韓国側の立場を配慮した結果だという分析だ。無条件での6カ国協議の再開を主張する北朝鮮を代弁してきた中国が「6カ国協議の条件を用意する」という表現を盛り込むことに合意したのも意味がある。
だが昨年、核兵器開発を「深刻な威嚇」と表現していたのに今回は「明確に反対」としたのは、多少韓国側の立場を配慮した結果だという分析だ。無条件での6カ国協議の再開を主張する北朝鮮を代弁してきた中国が「6カ国協議の条件を用意する」という表現を盛り込むことに合意したのも意味がある。
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