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<W杯サッカー>金信旭を起用か…韓国監督の最後の悩み

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ニューヨークタイムズは韓国のブラジルワールドカップ(W杯)決勝トーナメント(16強)進出の可能性を5%と予想した。絶望的な数値だが、孫弘敏(ソン・フンミン、22、レバークーゼン)、具滋哲(ク・ジャチョル、25、マインツ)ら太極戦士は「5%の奇跡」を誓っている。

サッカー韓国代表は27日(日本時間)午前5時、サンパウロでベルギーとW杯H組最終戦を行う。韓国(1分け1敗、勝ち点1、得失点差-2)は自力で16強に進出できない。16強入りが決まったベルギー(2勝、勝ち点6)に大勝しなければならない。

同じ時間に行われるアルジェリア(1勝1敗、勝ち点3、得失点差+1)-ロシア(1敗1分け、勝ち点1、得失点差-1)戦では、両チームが引き分け、またはロシアが勝利しなければならない。こういう厳しい条件が合致した後、さらに得失点差を見る必要がある。幾つも重なる山の中にいる。韓国がいくらベルギーに大勝しても、アルジェリアがロシアに勝てば16強入りの夢は絶たれる。


24日、韓国代表のベースキャンプ地のイグアスでは練習が非公開で行われた。ベルギー戦のベスト11はベールに包まれているが、アルジェリア戦の後半に2得点した攻撃メンバーを再稼働する可能性が高い。金信旭(キム・シンウク、26、蔚山)がトップ、池東源(チ・ドンウォン、23、ドルトムント)-孫弘敏-具滋哲-李根鎬(イ・グノ、29、尚州)がその下で攻撃ラインを組み、奇誠庸(キ・ソンヨン、25、スウォンジーシティ)が守備型MFに入る攻撃的4-1-4-1フォーメーションを描くことができる。攻撃力を最大化する破格的な戦術だ。

批判を浴びている朴主永(パク・ジュヨン、29、アーセナル)が先発に含まれるかどうかも関心事だ。朴主永はこれまで1次リーグ2試合に先発出場した。しかしロシア戦ではシュートを1本も放てなかった。アルジェリア戦でもシュートはわずか1本だった。ファンは朴主永の記録を「0ゴール0アシスト1タボン(=OK)1ミアン(=ごめん)」とからかっている。ロシア戦で見せたのは良いパスを出した同僚にOKという意味で親指をあげたことだけで、アルジェリア戦ではチャンスを生かせなかった後に同僚に手をあげて済まないというジェスチャーをしただけ、ということだ。

韓国の攻撃に活気が出てきたのは、偶然にも朴主永が交代した後からだった。朴主永の代わりに入った李根鎬がロシア戦でゴールを決め、アルジェリア戦では長身の金信旭が後半に37分間プレーし、12回もヘディングをした。池東源も左サイドの突破とシュートでチームに活力を与えた。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(45)監督が第1・2戦のベスト11を維持する可能性も残っている。これまで重用してきた朴主永を除けば、自分の判断錯誤を認める姿として映るからだ。

ベルギーは余裕満々だ。ベルギー代表は25日、ベースキャンプ地の児童150人を招待し、チャリティー行事を行った。ベルギー代表は児童と写真を撮ったりサインをしながら楽しい時間を過ごした。

ベルギー代表のヴィルモッツ監督(45)は1.5軍の投入を予告した。しかしベルギーは先発とベンチメンバーの実力差が大きくない。日本が昨年11月の親善試合(3-2で日本勝利)でベルギー撃破の解答を提示している。日本の3ゴールはすべてサイドから生まれた。両ウイングのスイッチ、両フルバックのオーバーラップでベルギーを降した。ベルギーは2012年のヴィルモッツ監督の就任後、守備の裏のスペースを攻められて失点するケースが最も多かった。

多機能攻撃資源の孫弘敏はスピードある突破と鋭いミドルシュートを得意とする。ベルギー戦での攻撃の適任者だ。孫弘敏は「16強入りのため、少しでも残されている希望の綱を握りしめている」と語った。

“キャプテン”具滋哲の肩も重い。具滋哲は今大会、韓国選手のうち最も多く走っている。アルジェリア戦では両チーム最多の11.892キロを走り、ロシア戦でも11.339キロ走った。洪明甫監督の韓国代表がスタートして以来「リーダー不在」を指摘する声が続いているが、具滋哲は黙々と自分の役割を遂行中だ。アルジェリア戦でゴールを決めた後、表情も変えずボールを持って中央ラインに走った。具滋哲はアルジェリア戦から、2012年ロンドンオリンピック(五輪)3位決定戦(日本に2-0で勝利)でダメ押しゴールを決めた時に履いていたサッカーシューズでプレーしている。必勝の念願を込めている。



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