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<W杯サッカー>情熱も冷静さも欠いた韓国、アルジェリア戦惨敗の原因は?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2014年6月23日は韓国サッカー史に屈辱の日として残ることになった。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(45)が率いるサッカー韓国代表がポルト・アレグレで行われたブラジルワールドカップ(W杯)1次リーグH組第2戦で、アルジェリアに2-4で完敗した。韓国は前半12本のシュートを許して3失点する間、1本のシュートも放てなかった。英BBCは韓国の前半の競技力について「W杯では許されないレベルだった」と酷評した。

アルジェリア戦の惨敗は、洪監督の戦略・戦術・選手起用など総体的な判断ミスの結果だ。特に、朴主永(パク・ジュヨン、29、アーセナル)、鄭成竜(チョン・ソンリョン、29、水原)、尹錫栄(ユン・ソクヨン、24、クイーンズ・パーク・レンジャーズ)は、競技力を疑問視する声が出ているにもかかわらずベスト11に起用され、「代表チーム義理批判」の中心にいるその選手たちが振るわなかった。

◆変わらない選手=変化に乏しいチーム運営は不振の最も大きな原因だった。洪監督は2年前のロンドンオリンピック(五輪)銅メダルを獲得した当時のチーム運営方法をA代表チームで再活用している。最終エントリー23人のうち半分以上の12人がロンドン五輪のメンバーだ。フォーメーションも4-2-3-1のままだ。状況による臨機応変に弱いというのが大きな問題だ。


アルジェリアは第1戦の先発ラインナップでなんと5人も入れ替えて韓国戦に臨んだ。一方、洪監督はロシア戦のベスト11をそのまま稼働した。W杯開幕前に行われたチュニジア戦(5月28日)、ガーナ戦(6月10日)のメンバーと比べてもほとんど変化がない。アルジェリアはすでに韓国選手を熟知していた。

◆ロシア戦にオールイン=選手が参加したアルジェリア戦力分析ミーティングが試合3日前に初めて開かれた。ロシアとの1次リーグ初戦に「オールイン」するためだったとしても、理解しがたい。4年前の南アフリカW杯当時はギリシャとの第1戦に集中しながらも、アルゼンチン(第2戦)、ナイジェリア(第3戦)の戦力分析も併行した。3ア国の資料が入った映像を休憩室に置き、選手が三々五々集まってビデオを見たりもした。

しかし今回の韓国代表の選手はアルジェリアサッカーに適応する時間があまりにも不足していた。アルジェリアのハリホジッチ監督(62)が「数カ月間にわたり選手とともに韓国サッカーを徹底的に分析し、勝つ方法を探した」と述べたのとは対照的だ。1次リーグ最終戦の相手ベルギーの戦力分析ミーティングも23日に始める。



<W杯サッカー>情熱も冷静さも欠いた韓国、アルジェリア戦惨敗の原因は?(2)

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