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<W杯サッカー>ブラジル大会で明らかになった韓日サッカーの限界と課題

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
理想と現実の距離は大きかった。25日(韓国時間)に日本がブラジルワールドカップ(W杯)C組最終戦でコロンビアに1-4で完敗する姿を見て感じたことだ。日本は切実な状況だった。無条件に勝った後、同じ時間のギリシャ-コートジボワール戦の結果を見なければならない状況だった。

日本のザッケローニ監督(61)はトップに大久保嘉人(32、川崎)、左に香川真司(25、マンチェスター・ユナイテッド)というカードを出した。また、守備型MF長谷部誠(30、フランクフルト)のパートナーに青山敏弘(28、広島)を先発に起用したのが目を引いた。スピードと個人技が優れた選手を前進配置した。

日本選手の顔からも悲壮感がにじみ出ていた。「自分たちのスタイルでしよう」「攻撃的にいこう」という言葉をグラウンドで交わした。一方、コロンビアは主力メンバーを8人も入れ替える余裕を見せた。


日本は序盤から攻勢に出た。相手の裏のスペースを狙うパスが以前の2試合に比べてはるかに増えた。ひとまず相手のゴール前までは何度もボールを運んだ。しかしゴール前での処理の未熟さはやはり一日では修正できなかった。さらに前半の中盤、相手に逆襲を許し、PKを与えて崖っぷちに立った。

日本が攻撃的にプレーすることは誰もが予想できた。コロンビアが逆襲を狙うのは当然だ。それなら対策を準備するべきだったが、不足した。先制ゴールを許した後、日本はさらに激しく攻めた。叩けば開くと考えたのか。前半終了間際、岡崎慎司(28、マインツ)の同点ゴールが決まった。しかしそれまでだった。

日本は後半にも主導権を握ったが、得点とは距離があった。むしろコロンビアの速い逆襲に日本は慌て、さらに3ゴールを許して崩れた。

W杯4強を目指していた日本。しかし結果は2敗1分けでC組最下位だった。日本は攻撃サッカーという理想を夢見たが、ストライカー不在という現実の壁を確認してうなだれた。

選手構成が多様でなかった点も惜しまれる。似たスタイルの選手でチームが組まれた。スピードあり制空権が優れた選手がいたとすれば、ザッケローニ監督もより多くの変化を与えることができたはずだ。

また、日本の主軸選手の多くが欧州リーグでプレーしているが、依然として個人技では限界を見せている。欧州リーグでプレーするが、主力でない選手が多く、競技感覚が落ちていたのも不振の原因だ。日本の問題点を見ると、韓国が抱える悩みと似ていることが分かる。アジアサッカーが解決すべき共通の課題ではないかと思う。

今回のW杯を通じて、先進サッカーは体力・技術的に完成度が高まっていて、よりいっそうスピーディーなスタイルに変わっているが、アジアサッカーは停滞しているという印象を受けた。本当に残念だ。

尹晶煥(ユン・ジョンファン)韓国日刊スポーツ解説委員・サガン鳥栖監督



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