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<W杯サッカー>安貞桓氏が見る韓国-ロシア戦(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
サッカー韓国代表は10日、ブラジルワールドカップ(W杯)本大会前の最後の親善試合でガーナ代表に0-4で大敗した。

2002年韓日W杯を控え、フース・ヒディンク監督(68)の別名は「オ・デヨン」(韓国語で5-0の発音と同じ)だった。フランス・チェコとの親善試合で相次いで0-5の惨敗を喫し、世論は冷ややかだった。しかしヒディンク監督は選手に「自分たちの道(our way)を進んでいけばいい」と話してくれた。強豪チームと対戦して敗れた経験は薬になった。韓国代表が一日に1%ずつ強くなっていくのを感じた。

今回の韓国代表チームも同じだ。ガーナに0-4で敗れたことなど何ともない。優勝候補のスペインもオランダに1-5と完敗したではないか。模擬試験が良くても本試験が良くなければ意味がない。


◆ロシア、組織力完成せず瞬時に崩れるケースも

ロシアは怖いチームだ。後方から中盤へのボール供給は容易だが、中盤から前方への鋭いパスは容易ではない。ロシアはこれを得意とする。FWアレクサンドル・ココリン(23、ディナモ・モスクワ)が警戒対象の筆頭だ。主将ロマン・シロコフ(33)がけがで抜けた状況で、攻撃の始発点の役割をする。

イタリア出身のファビオ・カペッロ・ロシア監督(68)はロシアにイタリア式のサッカーをかぶせた。攻守の間隔がよく維持され、パス後に無条件に動くのも印象的だ。私も伊セリエAのペルージャで初めてプレーした当時、間隔を合わせるのに非常に苦労した。

しかし現在のロシア代表は、服はイタリアのスーツを着て、足にはロシアの靴を履いた感じだ。カペッロ監督は6月1日に行われたノルウェーとの親善試合(1-1引き分け)で、先制ゴールを決めた後、守備型MFをフォーバックの直ぐ前まで引かせる戦術に変えた。しかし密集守備をしながらも、お互い譲り合って同点ゴールを奪われた。フォーバックは完成していないし、自信がないという傍証ではないだろうか。



<W杯サッカー>安貞桓氏が見る韓国-ロシア戦(2)

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