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済州島の海女、来年のユネスコ文化遺産登録は困難に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
済州島(チェジュド)の海女のユネスコ無形文化遺産への登録に影響が出そうだ。ユネスコが人類無形遺産登録と関連した実行指針を変更したためだ。

文化財庁が4日に明らかにしたところによると、パリのユネスコ本部はこのほど文化財庁に書簡を送った。今年から無形遺産登録審査件数を年間50件に制限するという内容だった。また、すでに登録されている無形遺産が多い国が新たに登録申請をする場合には順序を調整し審査を後回しにすることがあるという内容もあった。

韓国はキムジャン文化(2013年登録)、アリラン(2012年登録)など16件の無形遺産を保有している。韓国はユネスコ無形文化遺産保護協約に加入した161カ国のうち中国の38件、日本の22件に次いで3番目に登録遺産が多い。


3月に登録申請をした済州島の海女が影響を受けることになった。済州島の海女は計画通りなら来年末にユネスコ政府間委員会で登録の可否が決定される予定だった。だが、ユネスコの指針変更で今年行った申請は無効となった。来年3月末までに再度登録申請を行わなければならない。その場合、ユネスコの審査は早くても2016年末に可能になる。

済州島の海女を日本の海女より先に人類文化遺産に単独登録しようとしていた韓国政府の計画が影響を受けることになった。日本はユネスコ登録申請前段階である自国内候補選定手続きを踏むことができず今年の申請を断念した。だが、来年3月までに国内手続きが終えられればすぐに韓国と並んで登録競争をすることもできるようになる。

一方、4日にパリで開かれた第5回ユネスコ無形文化遺産保護協約当事国総会で韓国はユネスコ政府間委員会委員国に当選した。142カ国の投票で126票を得た。任期は2018年までの4年間だ。韓国とともにアジア太平洋地域グループではインド、モンゴル、アフガニスタンが選ばれた。24カ国が参加する政府間委員会委員国に選出されることにより各国が登録申請する無形遺産目録の決定過程に主導的な役割をすることができるようになった。韓国は今年「農楽」、来年「綱引き」などの文化遺産登録を推進している。





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