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たくましい生命力の済州の海女…ユネスコ登録で日本に先行(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

現代的な潜水装備を備えた済州の海女。特有の黒い潜水服と水かきを着用し、左手には作業中に水産物を保管するテワクと呼ばれる浮きを持っている。これらの装備は1970年を前後して普及した。(写真=中央フォト)

韓国単独登録か、そうでなければ日本との共同登録か。韓国政府が今年済州島(チェジュド)の海女のユネスコ無形文化遺産登録を推進し、日本の海女の登録に関心が集まっている。

進度は韓国が早い。2007年から登録を推進している。今月末までの提出期限を守って申請書を出す計画だ。先月初めに朴槿恵(パク・クネ)大統領が韓国を訪れたユネスコのボコバ事務局長に海女の登録を特別に頼んだりもした。

これに対し日本は遅れて取りかかった。今月中に申請書を出すことはできない状況だ。ユネスコ登録のためには国家文化遺産として先に登録しなければならないが、まだ手続きを踏めずにいるからだ。


日程通りならば済州の海女の登録の可否は来年末のユネスコ政府間委員会で決まる。問題は日本が韓国の海女との類似性を掲げユネスコを相手に世論戦を展開する場合だ。来年3月までにひとまず登録申請をした上で韓日共同登録を主張しかねないということだ。

済州の海女の登録申請書作成作業に参加した韓国外国語大学国際学部のパク・サンミ教授は、「そうした世論戦により韓国の海女の登録決定が1年延びて2016年になる可能性がないとはいえない」と話した。

そうした場合、カギはユネスコ審査委員が済州の海女と日本の海女の類似性と違いをどのように評価するかだ。両者はどれだけ似ていているのか。あるいは違っているのか。

歴史的に韓国の海女の存在は6世紀にさかのぼる。『三国史記』に真珠を採取したという記録がある。潜水の可能性が高いという話だ。中国の陳寿が書いた歴史書『三国志』には3世紀の日本で水深の深い海での水産物採取記録があるという。



たくましい生命力の済州の海女…ユネスコ登録で日本に先行(2)

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