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韓米連合司令官「韓国にサード配備を検討中」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

スカパロッティ韓米連合司令官

スカパロッティ韓米連合司令官が3日、「サード(THAAD、高高度迎撃ミサイル)の韓国配備を検討中」と明らかにした。サードは米ミサイル防衛(MD)システムの核心。

韓国国防研究院(KIDA)が主催した国防フォーラムでの講演で、スカパロッティ司令官は「韓国をもう少し成功裏に防御するための方法を考える必要がある」とし「北朝鮮の核とミサイルの脅威が増大する状況で(北朝鮮ミサイル迎撃のために)サードの韓国配備を初期段階で検討中」と述べた。また「サード体系は広範囲なセンサー探知範囲と脅威を早期に認識する能力を備えている」とし「韓国側と公式討議をしていないが、両国間協議を進める考えであり(米国軍当局に)サードの要請を個人的にした」とも話した。

サードは40-150キロ上空でミサイルを迎撃するシステムで、米国が主導するMDの核心武器。このため、韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)とMDはそれぞれ違うという韓国政府の立場にもかかわらずサードを韓国に配備するのはMD編入ではないかという指摘があった。


米国のMD構築に批判的な立場を見せている中国外務省の秦剛報道官は先月28日、「韓半島(朝鮮半島)にMDを配備するのは地域の安定と戦略的均衡に役立たない」とし、反対の意向を明らかにした。しかしスカパロッティ司令官は「サードは防御的な体系であり、単純に韓国防御に重点を置いて配備される」と一線を画した。在韓米軍がサードのような武器体系を韓国に持ち込むには、韓国政府の同意が必要となる。

軍は現在、高度40キロ以下でミサイルを迎撃できるKAMDを構築中で、サード級の長距離地対空ミサイル(L-SAM)を開発中だ。軍関係者は「現在、中距離地対空ミサイル(M-SAM)とL-SAM開発に事実上着手した」とし「2020年代半ばの実戦配備を目標にしている」と述べた。このミサイルが配備されれば、韓国を攻撃するミサイルが地上に落下する下降段階で迎撃できる。



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