25日の練習中に見えた朴主永(パク・ジュヨン)の腹筋。2012年8月(右)当時とは全く違う。(写真=ベストイレブン・中央フォト)
2010年南アフリカワールドカップ(W杯)当時まで、朴主永の体型は20代初めと大きく変わらなかった。2011年にアーセナルに移籍した後、出場チャンスをつかめなかった試練が彼を強くさせた。朴主永は3年間、イングランドの舞台で9試合(373分)にのみ出場した。スペインのセルタ・ビーゴにレンタルされた時も26試合(1070分)の出場にとどまった。1試合あたりの出場時間はイングランド・スペインともに40分間ほどだった。
「サッカー選手は競技場で見せればよい」という所信を持つ朴主永は密かに体を鍛えた。変化した肉体はその努力の結果だ。キングフィットのキム・ボギュン代表(35)は3年間、朴主永の肉体改造をそばで支えた。朴主永は韓国に戻ってくる度にキム代表とソウル狎鴎亭(アプクジョン)洞のトレーニングセンターで汗を流した。
キム代表は「朴主永の体脂肪率は9%から6%に減った。脂肪が減った代わりに筋肉量は2キロも増えた」とし「一般的に見れば大きな差でないかもしれないが、スポーツ選手がこのように変化するのは大変なこと」と話した。
朴主永の体重は8年前より減った。当時74キロだった朴主永は72キロを維持している。それだけ脂肪が減り、筋肉が増え、強い体になったということだ。コア筋肉が強くなった点が目を引く。コア筋肉とは脊椎と腹筋、骨盤近くの筋肉で、体の中心だ。ここが強くなれば、重心を低くなる。ジャンプ力が向上し、瞬間的に方向を変えて走るスピードが速くなる。全身を使って蹴るシュートも強くなる。
韓国(FIFAランキング55位)は28日午後8時、ソウルW杯競技場でチュニジア(49位)と親善試合を行う。W杯を控えて国内のファンに最後にあいさつをする舞台だ。朴主永は先発出場が予想される。
27日午後5時現在、4万8000席が売れている。大韓サッカー協会は、韓国代表が満員の観客(6万4000席)が応援する中で壮行試合を行い、大きな気力を得て出発できると期待している。
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