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<中央日報・CSIS年次フォーラム>「中国封鎖は話にならない…包容と参加を」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国の「アジア回帰」政策を分析した第3セッションで、キャンベル前米国務次官補は「回帰政策は左右に揺れながら船を漕いで進むのと似ており、域内同盟国と中国の利害の間でバランスを取ることが重要だ」と話した。CSISのマイケル・グリーン副所長(アジア担当)は、「金融危機後に地位が急激に大きくなった中国との関係をしっかりと確立できないまま回帰政策を展開したことが中国には脅威に感じられたとみられる」と分析した。崔英鎮(チェ・ヨンジン)元駐米大使は、「米国が中国など東アジア諸国に同じ貿易体制を定着させたように域内に平和的体制を根付かせるだろう」と期待した。与党セヌリ党の吉ジョン宇(キル・ジョンウ)議員は、「回帰の成功の可否はアジア諸国の支持と参加にかかっている。持続可能性のある政策であるかについて韓国は見守っている」と話した。

▽キャンベル前次官補=回帰は21世紀の歴史の主舞台がアジアということに着眼したものだ。米国がアジアにもう少し関心を配分しようとする意志だ。成功するには中国を包容し参加させなければならない。中国封鎖は話にならない。また、サイバーセキュリティ、領海問題などを解決し域内諸国が安心できるようにしなければならない。米国は北東アジアに合わせていたフォーカスを東南アジアまで広げ環太平洋経済連携協定(TPP)成功などでアジアでリーダーシップを再確保しようとしている。韓中関係は改善されているが米国はこれを支持する。韓国がより良い友邦ということを中国がわかってこそ北朝鮮問題も解決できる。

▽グリーン副所長=最近米国と東アジア各国の専門家を対象に調査した結果、中国を除く大多数が回帰政策を支持した。これは今後中国が米国よりさらに強い力を持つだろうという考えのためだ。域内国の多くが中国が地域安保に否定的影響を及ぼしていると考える。しかし、一方で11%だけが米国中心の秩序を望んでいる。米国のリーダーシップに対し不便に思っているが代案がないと考えているのだ。政策内容に対する明確なコンセンサスが米国内で作られていないのも問題だ。


▽崔英鎮元駐米大使=米国は日本と“4頭の竜”、中国、東南アジアまでアジアにひとつの貿易体制を定着させた。中国と韓米日の貿易規模は1兆ドルに達するほど相互依存的関係だ。21世紀は戦争ではなく協力の世紀だ。回帰政策は主要国間の協力のために導入されたものだ。米中とも侵略意図はない国だ。ソフトパワーを活用して気候変動、北朝鮮の核問題などで協力すると予想する。

▽吉ジョン宇議員=韓国はTPP参加意思を表明したがまだ政府決定はない。米国がどのようなリーダーシップを発揮するのか見守る段階だ。果たしてオバマ大統領が米議会の支持を受けることができるか関心だ。次期米大統領選挙候補をはじめとする米国内の超党派的支持があってこそアジア諸国が受け入れるだろう。回帰政策もアジア諸国の支持に成功のカギがかかる。域内のどの国も米国と中国のうち片方にだけつくことを望まない。これもまた米政界の包括的支持が先行しなければならない。





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