朴主永(パク・ジュヨン)
アーセナルは24日(日本時間)、朴主永(パク・ジュヨン)を含め、ベントナー、ボアテング、ファガンらを自由契約選手にしたと明らかにした。再契約の意思がないためチームから送り出すという意味だ。十分に予想されたことだ。英メディアは何度か朴主永がアーセナルから放出されると報じてきた。
これを受け、朴主永は自分を望むチームがあればどこにでも移籍料なく移ることができる。多くの人が「ついに朴主永が自由を勝ち取った」「アーセナルからようやく脱出した」と歓迎している。しかし韓国を代表するストライカーが所属チームから放出されたことを喜ぶという皮肉な状況だ。
朴主永はブラジルワールドカップ(W杯)での活躍がよりいっそう重要になった。朴主永が今回のW杯メンバーに含まれると、英国やベルギーなど欧州メディアは意外だという反応を見せた。朴主永が活躍なく3年間ほど過ごし、選手としての価値が大きく落ちていたからだ。
いま朴主永のサッカー人生はW杯にかかっていると言っても過言ではない。自分が健在であることを証明しなければならない。活躍する場合、移籍料がないだけに、W杯後に朴主永に関心を見せるチームが多数出てくる可能性が高い。アーセナルでの3年間の悔しさを晴らし、再飛躍のきっかけをつかむチャンスだ。本人が最も望むシナリオだ。
しかし逆にW杯でも振るわなければ、最悪の状況を迎える。新しいチームを探せず、無所属になる可能性も排除できない。欧州で選手生活を続けたいという朴主永の夢も壁にぶつかることになる。
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