ある観光客が拡張現実(AR)基盤で作られた「私の手の中の景福宮(キョンボックン)」アプリを起動して、勤政(クンジョン)殿についての映像と説明を聞いている。
多彩な情報通信技術(ICT)を基盤とする「スマート観光」が、韓国観光およびレジャー産業を発展させる“成長エンジン”として浮上している。19日、KT経済経営研究所が「トラベル&ツーリズム」の「2013年140カ国観光競争力評価」を分析した資料によれば、韓国は25位だった。2011年よりも7ランク上がった。自然景観などの観光資源が不足して(観光資源89位)、価格・物価が高い(価格競争力96位)という点が全体点数を下げた。だが文化的価値は優秀(文化資源10位)という評価を受け、何より先端ICT基盤のインフラを備えた(ICTインフラ1位)という点が順位を引き上げた。世界最高水準のICTインフラが韓国観光競争力の1つの軸を担っているということだ。
KT経済経営研究所のキム・ウンジ研究員は「最近、観光のトレンドが団体旅行ではなく個別の自由旅行中心に変わる中で、関連サービス・技術についての需要も増えている」として「韓国が比較的優位にある文化資源を戦略的に活用するためにもICT観光のインフラを一層発展させる必要がある」と説明した。
観光競争力140カ国中25位…韓国が「観光大国」目指すなら…(2)