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<韓国旅客船沈没>朴槿恵大統領が遺族代表と面談

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

遺族代表らと面談する朴槿恵大統領。

朴槿恵(パク・クネ)大統領は16日、「内閣改造をはじめとした後続措置をいま綿密に立てている。遺族のみなさんの心の傷は、責任を負うべき人が責任を取り、そうなった時にようやく少しでも解けると思う」と話した。セウォル号事故家族対策委員会代表団17人との面談の席でのこと。朴大統領がセウォル号事故後に内閣改造構想に直接言及したのは初めて。以下は朴大統領と遺族の主なやりとり。

遺族=「珍島(チンド)の彭木(ペンモク)港にはまだ不明者の家族がいる」

朴大統領=「できることなら本当に駆けつけて捜し出したい。最後まで流失しないようにしたい。とてももどかしいばかりだ」


遺族=「海軍が、海洋警察庁が、あまりに間違っていた。子どもたちを助けられる十分な時間が2時間以上あったのに海洋警察がなぜ船内に入らなかったのか本当に気になる」

朴大統領=「いま検察警察合同捜査本部で調査を徹底している」

遺族=「海洋警察に対する調査を続けなくてはならないのに、合同捜査本部で海洋警察も捜査の主体となっている」

朴大統領=「手心を加えたり適当にやり過ごしたとすれば、この社会を立て直すことはできない。後でうやむやだったとか捜査がまともにできていなかったということがないよう私が格別に取りまとめる。腐敗防止法(不正請託禁止法)を通過させ強力に施行するだろう」

遺族=「子どもたちの死を礎石として先進国になればと思う。不正腐敗がまん延している。不正腐敗を追放しなければずっと後進国だろう」

朴大統領=「腐敗やモラルハザード、本当に献身的に国のために働かなければならない人たちが癒着やおかしなことをしている。こうしたものを断ち切る国を必ず作る。覚悟を固めている。非正常の正常化を旗印に掲げ、私ももがきながら変えてみようとしたが、結局こうしたことが起こった。取り返すことはできないが、この犠牲が本当に無駄にならないようにしていきたい」

遺族=「真相調査が完璧に行われてこそ対策に意味がある。特別法を通じ家族が捜査や調査の主体として参加できればと思う」

朴大統領=「一点の疑惑なく、もどかしさのないよう確実にしたい」

遺族=「われわれはみんな精神病にかかっている」

朴大統領=「あぁ…」

遺族=「いちばん良い治癒方法はくやしさがひとつずつ解決されることだ。家族が主体的に参加し、調査し、捜査し、結果を共有し、しっかりとした対案作りをやりたい」

朴大統領=「よほどでなければそうした考えまでされるかと思う。民間に捜査権を与えることが効率的かということは考えてみなければならないだろう。遺族のみなさんと徹底してすべてのものを共有したい」

遺族=「与野党がセウォル号事件を政治的に利用しなければ良いだろう。セウォル号をどのようにするのか」

朴大統領=「引き上げをはじめ、そうした問題はみなさんと相談する」

遺族=「私たちの声は大統領に伝わっているのか」

朴大統領=「色々と足りない点が多かった。改めて謝罪申し上げる」

遺族=「まだ私たちの気持ちは晴れていない」

朴大統領=「私がはっきりと申し上げられるのは、犠牲が決して無駄にならないように、大韓民国が生まれ変われる契機にするということだ」。



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