わずか8カ月後、国鉄の旅客船がまた大事故を起こした。55年5月、四国の高松沖で紫雲丸が沈没し、168人が犠牲になった。この事件はセウォル号の惨事と似ていた。修学旅行中の小中学生349人を含む781人を乗せた船は濃霧警報が出ている中で出港した。結局、濃霧の中ですれ違うと思われた貨物船と衝突し、7分後に沈没した。最も被害が大きかったのは子どもだ。幼い心で家族へのみやげを守って被害にあった。高いところに置かれた救命胴衣には手が届かなかった。泳げる子どもも多くなかった。この事故で死亡した生徒は100人。罪悪感のためか、船長は「避難しろ」という声にも最後まで操縦室に残り、船とともに生涯を終えた。
やはり人の過失だった。向かい合う船があれば右に舵を切るという原則が無視された。霧の中では速度を落とすべきだが、貨物船は全速力を出したことが分かった。
【コラム】旅客船惨事後、安全強化に成功した日本…韓国は見習うべき(2)
【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故
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