出発から25分後、船長の最初の案内放送があった。「天気は晴れ。明日午前6時30分に済州に到着します。安全のために過度な飲酒はお控えください。乗客の安全のために最善を尽くします」。
救命胴衣がある場所と着用方法の説明、非常時の行動指針案内などはなかった。どこからか「船に乗れば救命胴衣の使用方法を必ず知っておくようにと子どもに話したが…」という声がした。チョン・グァンフンさん(82、釜山海雲台区)は乗務員を訪ね、「救命胴衣はどこにあるのか」と尋ねた。乗務員は「ベッドの下にあるはず」と答えた。しかしそこに救命胴衣はなかった。しばらく探すと、客室の廊下に救命胴衣保管箱が見つかった。そこは空だった。別のところも同じだった。チョンさんは3つ目の保管箱を開けて、ようやく救命胴衣を見つけた。旅客船「セウォル号」沈没事故が発生してから1カ月。沿岸旅客船運営会社の安全不感症は相変わらずだった。安全教育は徹底されず、非常脱出口はふさがれていた。
いまだ“安全不感症”の韓国…旅客船乗務員「ライフジャケットの着用法知らない」(2)
救命胴衣がある場所と着用方法の説明、非常時の行動指針案内などはなかった。どこからか「船に乗れば救命胴衣の使用方法を必ず知っておくようにと子どもに話したが…」という声がした。チョン・グァンフンさん(82、釜山海雲台区)は乗務員を訪ね、「救命胴衣はどこにあるのか」と尋ねた。乗務員は「ベッドの下にあるはず」と答えた。しかしそこに救命胴衣はなかった。しばらく探すと、客室の廊下に救命胴衣保管箱が見つかった。そこは空だった。別のところも同じだった。チョンさんは3つ目の保管箱を開けて、ようやく救命胴衣を見つけた。旅客船「セウォル号」沈没事故が発生してから1カ月。沿岸旅客船運営会社の安全不感症は相変わらずだった。安全教育は徹底されず、非常脱出口はふさがれていた。
いまだ“安全不感症”の韓国…旅客船乗務員「ライフジャケットの着用法知らない」(2)
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