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ソウル地下鉄1~4号線、地震への備えは不十分

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
1日400万人が利用するソウル地下鉄1~4号線の地震への備えが不十分であることが明らかになった。耐振機能がなく、地震が発生すれば安全事故の危険が大きいという指摘が出されたもの。それでも予算不足を理由に補強工事はなかなか進まずにいる。列車追突と信号機故障が相次ぐ中で改めて地下鉄の安全問題に注目が集まっている。

ソウル市とソウルメトロが国会国土交通委員会の李老根(イ・ノグン)議員に提出した資料によると、1~4号線全区間146.8キロメートルの36%に当たる53.2キロメートルが地震に非常に弱いと評価された。ソウル市とソウルメトロは2009年から昨年末まで耐震性能評価を実施した。

耐震設計が不十分な理由は、1号線着工の1971年から4号線開通の93年まで耐震設計基準がなかったためだ。建設交通部(現国土交通部)は2005年に地下鉄を含めた都市鉄道がマグニチュード5.7~6.3の地震にも耐えられなくてはならないとして初めて基準を作った。これを受けソウル市とソウルメトロは昨年から耐震補強工事を進めている。しかし工事が始まった区間は2号線新林(シンリム)~新大方(シンデバン)、4号線タンコゲ~上渓(サンゲ)など4区間3.3キロメートルだけだ。これだけで470億ウォン(約47億円)がかかった。2016年までに836億ウォンを投じる計画だ。


ソウルメトロのキム・グァンフム広報次長は「全体の工事に3220億ウォンが必要で、中央政府の予算支援が切実だ」と主張した。これに対し国土交通部関係者は「昨年100億ウォンの予算を要請したが企画財政部と国会の反対で失敗に終わった。ソウルメトロは基本的にソウル市が責任を持って運営する地方公企業のため直接予算を支援するのは容易ではない」と話している。



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