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<W杯サッカー>開催1カ月後控え韓国戦のスタジアムはいまだ工事中

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「アクィ・ブラジウ!(ここはブラジルは)」。常識的に不可能なこともブラジルでは可能だという意味を圧縮した言葉だ。ブラジルの人たちは楽天的だ。一日に何度かするあいさつも「タボン」(非常によい)だ。2014ブラジルワールドカップ(W杯)を30日後に控えたブラジルの表情がまさにそうだ。競技施設はもちろん、交通・治安などあらゆる分野で問題が続出しているが、ブラジル政府は「余裕満々」だ。

最も重要な競技場の建設も遅れている。12カ所の競技場のうちサンパウロ競技場、クリチバ・バイシャーダ競技場など3カ所が完工していない。先月23日に競技場を視察したジェローム・ヴァルケ国際サッカー連盟(FIFA)事務総長は「遅滞する時間はない」とブラジル政府を促した。

完工した競技場も補修工事が続いている。昨年完工したレシフェ・ペルナンブーコ競技場を記者が12日に訪れた。競技場のあちこちで依然として工事が行われていた。競技場内に入ると、ペンキのにおいが鼻を刺した。内部の塗装作業が行われていた。観客席の片方では一部の座席を取り外していた。案内する競技場の関係者は「一般観客席を報道用の座席に変えている。開幕まで1カ月も残っているので、それまでにはすべて終わる」と話した。道路の舗装など競技場外でも工事が行われていた。ペルナンブーコでは1次リーグ4試合と16強戦1試合が行われる予定だ。


W杯の熱気もそれほど感じられない。ブラジルの関門であるサンパウロのグアルーリョス国際空港はもちろん、市内どこでもW杯関連施設や案内文はなかった。むしろ主要都市では週末ごとにW杯反対デモが行われている。W杯開催に国家予算が集中し、庶民生活予算が大幅に減ったことに抗議しているのだ。

世界各国から懸念の声を出ているが、ブラジル政府は成功を自信を見せている。ルセフ大統領は8日、サンパウロ競技場を訪問し、「W杯開催の成功を確信する」と述べた。悪条件の中で特有のサッカー情熱と楽観でW杯を「タボン」に導けるか、地球村の関心がブラジルに集まっている。



【特集】2014FIFAワールドカップ・ブラジル大会

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