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気が抜けた円安…日本の経常黒字81%急減

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「悪い円安」。低い円はいまや日本経済の悩みの種だ。日本の財務省は12日、昨年の経常収支黒字が1年前と比べ81.3%減の7899億円を記録したと明らかにした。関連統計を取り始めた1985年以後で最も少ない数値だ。

年間経常収支黒字が1兆円を割り込んだのも初めてだ。円安で石油やガスのような原料輸入価格は高くなったが輸出は足踏み状態のためだ。貿易収支だけで10兆8642億円に達する赤字を出した。所得収支のおかげでどうにか経常収支黒字を守った。

日本経済新聞は専門家の分析を通じ、過去には円安により輸出が増えたが、いまでは輸入価格が急騰し貿易赤字だけが増加していると指摘し、日本経済全般に「悪い円安」に対する懸念が高まっていると診断した。


3月の経常収支は1164億円の黒字を記録したが、市場が期待した金額の半分にも満たなかった。昨年3月の1兆1668億円と比較すると10分の1水準だ。日本銀行の危機感も大きくなった。円安に誘導し輸出を復興しようとしていた日銀の思惑ははずれた。貿易は日本経済に最大の危険要素に浮上した。先月30日に日銀が今年の経済成長見通しを1.4%から1.1%に0.3ポイント下方修正した原因も輸出不振だった。ロイター通信は、「早ければ7月に黒田東彦日銀総裁が追加景気浮揚策を出すだろう。消費税引き上げによる景気不振、デフレ問題もあるが、本当の理由は輸出弱化」と指摘した。ウォール街では「日本がどの年から経常赤字に転換するか」の賭けが盛り上がっている。ウォールストリートジャーナルは、「BNPパリバは来年、クレディスイスは2017年とみている」と伝えた。



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