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東京ですし半分残したオバマ大統領、ソウルでは「プルコギファン」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

オバマ米大統領

「私はプルコギのファン(I’m a Bulgogi fan)」。

オバマ米大統領が先月25日、朴槿恵(パク・クネ)大統領との青瓦台(チョンワデ、大統領府)夕食会で、韓国料理を礼賛し、旺盛な食欲を見せ、話題になっている。

韓米首脳会談後の夕食会に出席したある政府関係者は2日、「オバマ大統領の箸使いが非常に上手で、驚いた」とし、当時の状況を伝えた。この関係者は「九節板(クジョルパン)が出たが、オバマ大統領が箸でミルチョンビョン(チヂミ)にナムルや肉などの材料を一つひとつのせ、上手に包んでいた」とし、「箸を上手く使えなければ食べにくい料理だが…」と話した。


青瓦台は夕食会に米国産のヒレステーキ、ロブスターを添えた海産物サラダなど米国人向けのメニューだけでなく、九節板、鶏の粥、豆おから、キムチジョンなど韓国料理も数多く出てきた。西洋人には馴染みが薄いものだ。しかしオバマ大統領はいろいろな料理に手をつけたという。

食事の最後には残ったおかずでビビンパを作るほどだった。ある関係者は「オバマ大統領はご飯が半分ほど残っていた時、おかずとして出てきた和え物をご飯の上にのせて混ぜ、ビビンパを作った」と伝えた。

またオバマ大統領は「私はプルコギが好きで、エアーフォースワン(米大統領専用機)のコック長にプルコギの料理法を習うように言い、機内でも食べる」という話もしたという。一方、夕食を一緒にしたスーザン・ライス補佐官は箸使いに苦労していたという。

オバマ大統領夫妻の韓国料理に対する関心はよく知られている。2009年11月に訪韓し、李明博(イ・ミョンバク)前大統領と会った際にも、オバマ大統領は「デリシャス(おいしい)」を連発し、韓国料理を楽しんだ。青瓦台は当時、オバマ大統領が当選直後の李前大統領との電話で「プルコギとキムチが最も好きなランチメニュー」と話したことを記憶し、プルコギとキムチを献立に含めた。

当時は李前大統領夫人の金潤玉(キム・ユンオク)氏が「寒いから必ず接待しなければいけない」とし、神仙炉(シンソンロ)がメニューに含まれたりもした。青瓦台は今回の朴大統領との夕食会でも宮中神仙炉を出した。

オバマ大統領のミシェル夫人も韓国料理に関心を持つ。昨年2月、ツイッターに「ホワイトハウスの菜園で栽培した白菜(Napa cabbage)でキムチを漬けました。皆さんも一度試してほしい」というコメントとともに、キムチの漬け方を載せ、話題になった。

今回の訪韓でオバマ大統領が韓国料理を楽しんだ姿は、前日の日本訪問当時とは対照的だった。オバマ大統領は訪韓前日の23日、東京銀座の有名すし店「すきやばし次郎」で安倍首相と夕食を一緒にした。ミシュランガイド3つ星の評価を受けるすし店は1人前が30万ウォン(約3万円)を超えることで有名だ。オバマ大統領は食事の後、取材陣に「人生で一番おいしい寿司だった」と話したが、実際にはすし20貫のうち半分だけを食べて箸を置いたと、海外メディアは伝えた。



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