オバマ大統領は就任後、何度も韓国の教育システムを称賛した。特に教育に対するに情熱について見習うべき点が多いと強調した。韓国の教育インフラも模範事例に挙げた。２月にはメリーランド州の中学校を訪問し、「米国では約３０％の生徒だけが教室で高速インターネットを利用できるが、韓国は１００％」と述べた。

－－韓国教育システムの長所は。

「私は教育に対する韓国人の強い情熱について何度も話してきた。なぜなら教育が韓国の過去６０年間の著しい成長で核心的な役割をしたからだ。韓国戦争（朝鮮戦争）以降、韓国は世界で最も躍動的に経済規模を拡大してきた国の一つだ。政府・保護者・生徒は教育を国家と家庭の最優先順位とした。私は韓国の優秀な若者に実際に会ったことがある。２年前にも韓国外国語大学で学生に会った（※オバマ大統領は２０１２年３月、韓国外大で『国際社会での韓国の役割』というテーマで講演した）。韓米両国は毎年、学生交流などを通じて多くのことを得ている」


－－米国の教育の目標は。

「いかなる教育システムも完ぺきはない。各国の学校には固有の強みがあり、さらに発展させる余地もある。我々はその中で学べる点を探している。我々の生徒に役立つことを選択するだろう。教育に対する情熱のほかに、韓国が私に強い印象を与えたことは、すべての生徒が教室で高速インターネットを使用できるという点だ。私の優先課題の一つは、より多くの学校と図書館でインターネットを利用できるようにし、生徒が世界レベルの教育を受けられるようにすることだ。すべての生徒が居住地と背景に関係なく、潜在力を発揮できるよう機会を提供することが、我々の目標だ。もちろん我々は生徒がグローバル経済体制に適した分野と職業を準備できるようにしている。また、実用学問に対する情熱と批判的な思考能力を高めることにも力を注いでいる」



＜英語全文＞オバマ米大統領の中央日報単独インタビュー

【特集】オバマ米大統領の韓日訪問