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<サッカー>FCソウルもやられた…韓国チーム、なぜアウェーで苦しむ?

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

崔龍洙(チェ・ヨンス)FCソウル監督

サッカー韓国代表チームやKリーグのクラブが海外を遠征する度に出てくる言葉が「アウェーの洗礼」だ。今度はFCソウルがやられた。

FCソウルはセントラルコースト・マリナーズ(豪州)とのアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグF組第5戦を翌日に控えた15日、競技場のゴスフォードスタジアムで戦術練習をする機会を失いかけた。シンガポールの競技監督官とセントラルコースト側が、雨が降り芝が傷むおそれがあるという理由で練習を禁止した。しかし現場にいたソウルの関係者によると、霧雨だったため大きな影響を及ぼすほどではなかった。

2012年10月に韓国代表がイランに遠征した際、練習場の芝が傷んでいたため、チェ・ガンヒ監督は「後にイランには練習地として漢江(ハンガン)の河川敷を使わせなければいけない」と怒りを表したことがある。しかしイラン代表が昨年10月に韓国入りした際、大韓サッカー協会は河川敷を提供しなかった。


FCソウルは昨年9月、アル・アフリ(サウジアラビア)遠征で、ホテルから競技場まで2時間移動する苦労をしても、アル・アフリとのホーム競技では特に“復讐”はしなかった。

なぜいつも韓国だけがアウェーの洗礼に苦しむのか。サッカー協会、プロサッカー連盟の国際担当関係者は「ホーム&アウェーの競技は互恵平等の原則が適用される」と話す。アジアサッカー連盟(AFC)、国際サッカー連盟(FIFA)規定は勧告レベルである場合が多い。「ホテルから競技場までの移動時間は30分以内が望ましい」などだ。両チームがガイドライン内でうまく合意しろという趣旨だ。

遠征チームはこの点を巧妙に活用する。逆にいえば、韓国もやられたようにやり返せばよい。しかし言葉で話すほど容易ではない。2002に韓日ワールドカップ(W杯)を開催した韓国は、競技場、宿泊施設などがサッカー先進国の欧州に劣らない。サッカー協会の関係者は「施設が最高であるのはみんな知っているのに、むやみなことはできない。また、韓国はアジアでサッカー先進国であり、そのようなことはやりにくい」と吐露した。

くやしい思いを避けるためには、遠征前にあらかじめ徹底的に準備するしかない。ある球団の関係者は「中東遠征時は他の遠征より一日早く行き、詳細に施設をチェックする。相手がとんでもない主張をする時、適切に対応するノウハウを構築することも重要だ」と苦笑いした。



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