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米中露に挟まれた韓国…「すべて満足させるという執着を捨てるべき」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「これ以上、特定の国に依存することはできないが、それでも独自に動いて得られるものはない」。多極化時代、韓国の国際的な位置づけを専門家はこう評価する。

韓米同盟中心の外交だけでは生き残れない新しい秩序が形成されているが、米国の支持なしには国際舞台で動ける幅が制限されるのが現実だ。結局、多極化時代に合う多角化外交、中堅国外交を拡大していく必要があると、専門家らは助言した。

◆下手に動かず慎重に=朴槿恵(パク・クネ)大統領は就任後、中国との関係復元に力を注いだ。これは中国の安重根(アン・ジュングン)記念館設立、政府の中国軍遺骨送還など著しい成果につながった。しかし米国が密着する韓中関係を警戒し始めただけに、その得失を冷静に確認する時期になったという指摘が出ている。


国立外交院のチョ・ヤンヒョン教授は「米国は当初、韓国が北核問題解決のために中国を引き込むというレベルで理解していたが、今は韓国があまりにも中国側に傾くのを懸念している」とし「こうした状況で、日本は『韓中が協調しながら日本に圧力を加え、これは韓米協調を弱化させる』というメッセージを米国に送っている」と説明した。続いて「中国も外交的な修辞では韓国に配慮しているが、対北政策には大きな変化がない」とし「米国の景気回復傾向とシェールガス開発ブーム、中国の経済成長鈍化様相などを通じて、経済力で中国が米国に追いつく速度に注目する必要がある」と述べた。

峨山政策研究院のボン・ヨンシク外交安保センター長も「今のような流動的な情勢では、待つことも賢い外交政策」とし「米国中心の国際秩序が終わったのか100%確信できない状態で下手に動けば、外交的に不覚を取ることもある」と話した。



米中露に挟まれた韓国…「すべて満足させるという執着を捨てるべき」(2)

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