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【時視各角】「北無人機コメディ」発言…韓国の新政治、なぜこうなのか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
力なく流れる地方選挙に突出変数が生じた。新政治民主連合の国会情報委幹事の鄭清来(チョン・チョンレ)議員が「無人機が北朝鮮の仕業だというのはコメディ」と述べた。韓国ワープロソフトのフォント発見、主体年号がない、5キロの燃料で12キロの無人機は離陸できない、などの理由だ。この発言は「ナコムス」(インターネットラジオ番組)のキム・オジュン氏の「北の無人機と断定しがたい4つの理由」と軌を一にする。キム氏は「機体にいかなる煤煙や潤滑油も付いていなかった」とし「果たして飛ぶのは飛んだのだろうか」と問いただした。

また進歩ネットユーザーは熱狂し始めた。「大きな韓国哨戒艦『天安』でもいたずらしたのに、小型無人機など朝飯前のことだ」「墜落したというのに完全である胴体を見ろ」「これまであきれていたが、すっきりさせる合理的な疑い」「選挙を控えて誰かがこそっと山に持って行って置いたもの」…。

昨日、中央SUNDAYは社説で「なら、日本製カメラが付いていたから日本で飛ばし、チェコ製のエンジンを使っていたからチェコで飛ばしたということなのか」と問い直した。ただ、どちらが真実か、すぐに分かるのが幸いだ。同好会に同じ仕様の無人機を作らせて飛ばしてみればよい。半月-1カ月後に無人機に搭載した衛星利用測位システム(GPS)受信機の座標が解読されれば、誰の仕業か分かるだろう。


問題は「自称専門家」はそれでも信じないという点だ。大韓航空機の爆破、「天安」爆沈の時も同じだった。専門家らが動員されて精密鑑識結果を出したが、効果は大きくなかった。本当の専門家が詭弁家に及ばないのが我々の現実だ。ギリシャ時代のソフィスト(詭弁家)もそうだ。その時代、あるソフィストが弟子に「お金を渡せば世界最高の弁論家に育ててやる」と述べた。ところが弟子がお金を支払わなくなると、師が訴訟を起こした。弟子は堂々としていた。「私が負ければ最高の弁論家ではなく、私が勝てば当然お金を渡す必要はない」。



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