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「マラリア・デング熱、韓国の風土病になる恐れも」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
地球温暖化によって全世界的に疾病が広がっている中で、韓国に熱帯性の疾病が土着化する可能性があるという警告が出てきた。

10日から2日間、ソウルオリンピックパークテルで開催されている第5回アジア・太平洋地域国際保健カンファレンスからだ。江北(カンブク)サムスン病院のヨム・ジュンソプ感染内科教授は「気候変化と増加する疾病」というテーマ発表で、「気候変化は一般的に感染病の発生と関連があると考えられている」として「最近、気候専門家たちの報告書を見るとアジアが最も大きな影響を受けると出ている」と説明した。

ヨム教授は韓国で2012~2013年の間に2万人以上の伝染性疾患が増えた事実に注目した。彼は「韓国は最低温度を記録する日が毎年減っており、夏の降水量が増えている」として「このような変化は、マラリアやツツガムシ病といった疾患増加に影響を及ぼす」と紹介した。それと共にヨム教授は「デング熱のようないくつかの媒介感染症は韓国の風土病になる可能性がある」と警告した。


脂肪組織に蓄積される残留性有機汚染物質(POPs)が、代謝症候群の原因となる恐れがあるという発表もあった。POPsは、産業生産工程や廃棄物の低温焼却過程で発生する。主な物質にDDT・ダイオキシンなどがある。慶北(キョンブク)大学医学専門大学院予防医学科のイ・トクヒ教授は「先進国ではすでにPOPsの生産と使用が禁止されているが、多様な食物連鎖を通じてすでにPOPsが人間に蓄積されている」として「低容量のPOPsが最近、肥満と関係した多様な代謝症候群を増加させるという研究結果が出ている」と説明した。

開幕式には、世界保健機構西太平洋地域のシン・ヨンス事務総長、世界保健協会連盟ジェームズ・ショービン会長、ムン・ヒョンピョ保健福祉部長官、安哲秀(アン・チョルス)新政治民主連合共同代表、オ・ジェセ国会保健福祉委院長らが参加した。大会組織委員長である新政治連合の金椿鎮(キム・チュンジン)議員は「世界的に公衆衛生、伝染病、気候変化など解決しなければならない事案が山積している」として「今回のカンファレンスが国家間の保健問題の解決のための国際協力関係の構築の契機になるだろう」と話した。



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