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【社説】北の4度目の核実験を防ぐ方法が至急

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮がまた核実験カードを取り出した。4度目の核実験をする可能性があるということだ。国連安保理が28日、北朝鮮の「ノドン」ミサイル発射を糾弾する報道談話を発表したことを理由に挙げた。北朝鮮は昨日、外務省報道官の声明で「米国が国連安保理を盗用して我々を孤立・圧殺しようという策動を続ける限り、我々も正当防衛する権利がある」とし「核抑制力をさらに強化するための新たな形態の核実験も排除しない」と明らかにした。朴槿恵(パク・クネ)大統領がドレスデン演説で、交流・協力を通じて統一基盤を築く意志を明らかにしたが、北朝鮮はこれに背を向け、核カードを持ち出した格好だ。

外務省の声明は韓米合同軍事演習を「平壌(ピョンヤン)占領を狙った核戦争演習」と非難した後、「それに対処するための我々の訓練にも多種化された核抑制力を、それぞれの中長距離目標に対し打撃力として活用するためのさまざまな形態の訓練が含まれるだろう」と脅迫した。「敵が想像しがたい次の段階措置も準備できている」とも述べた。2006年10月に最初の核実験をした北朝鮮は、2009年5月と昨年2月に追加の核実験をした。韓米情報当局は北朝鮮が咸鏡北道豊渓里(プンゲリ)核実験場で追加の核実験ができる準備を終えた状態だと判断している。

北朝鮮の4度目の核実験は北朝鮮核能力の多種化、軽量化、実戦化を意味する。核弾頭をミサイルに載せて目標を打撃できる技術的レベルに到達する可能性が大きいと見なければならない。それだけに安保理など国際社会の対応も以前とは次元が異なるしかない。中国もこれ以上容認しがたい状況だと判断し、対北朝鮮政策の根本的変化を模索する可能性がある。中国が決断を下せば北朝鮮体制の存続は難しくなる。北朝鮮はこうした覚悟までできているのだろうか。4度目の核実験は政権の運命を催促する時限爆弾となりかねないことを北朝鮮は銘記する必要がある。米国も「戦略的忍耐」に基づく北核対応が限界に直面したことを率直に認めるべきだ。6カ国協議当事国が集まり、北朝鮮の追加核実験を防ぐ方法を至急用意しなければならない。

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