朴槿恵大統領が25日夜、ベルリンのテーゲル空港に到着すると21発の礼砲が打たれた。
ドイツのガウク大統領との会談と昼食を終えた朴大統領はすぐにブランデンブルク門へ向かった。ブランデンブルク門は分断の象徴であると同時に統一の象徴に挙げられる歴史的な場所だ。18世紀末に建てられたブランデンブルク門はプロシア統一帝国の強盛さを象徴する凱旋門だった。だが、1961年に東ドイツの共産政権がベルリンの壁を作り、ブランデンブルク門は東西ベルリンの境界となった。89年のベルリンの壁崩壊時に西ベルリン市民はブランデンブルク門の前にある壁に上りドイツの国旗を振って統一を叫んだ。朴大統領はこのような歴史性と象徴性に注目しブランデンブルク門を主要訪問地に決めたという。
朴大統領の父である朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領は50年前の64年にベルリンを訪れた際にこの門を眺めた。当時朴元大統領は訪独所感を通じ、「ブランデンブルク門の前で東ベルリン側を見たら北朝鮮を思い出した」と書いた。