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執権2年目、国内外で二兎を追う朴大統領(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
不思議なことが起きた。公営放送だけでなく民営地上波と総合編成・報道専門チャネルはもちろん、ポータルサイトまで大統領の行事を7時間も長々と生中継した。さらに視聴率も同時間帯の平均を上回った。言論の自由が保障された民主主義国家で類例がない光景だ。

見方を変えれば、それだけ規制改革を国民が熱望しているということにもなる。2007年の「減緩正」(=税金を減らし、規制を緩和し、法秩序を正す)から2012年の経済民主化へ向かっていた「クネノミクス」の軌道がもう一度調整されたのだ。

規制との戦争を宣言した朴槿恵(パク・クネ)大統領は23日、オランダ・ハーグで開催される第3回核安全保障サミットへの出席とドイツ国賓訪問のために出国した。就任後7度目で、1月のインド・スイス国賓訪問に続く今年2度目の歴訪だ。朴大統領は24、25日に開かれる核安全保障サミットで、53カ国首脳のうち最も多い4回の発言機会を持つ。


続いて25-28日の4日間、ドイツを国賓訪問する。ドイツは朴正熙(パク・ジョンヒ)元大統領の郷愁を呼び起こす場所だ。遠い異国の地へ働きに行った鉱夫と看護師に会い、涙を浮かべた大統領。そして第2次世界大戦後に誕生した新生国のうち唯一、産業化と民主化を同時に実現させた国家の大統領として再びドイツを訪れるその娘。劇的なオーバーラップだ。

朴大統領はドイツ訪問中にドレスデンを訪問する。旧東ドイツの衰退した工業都市から統一後に急成長したドレスデンは、統一ドイツを象徴するところだ。28日に朴大統領が明らかにする「ドレスデン・ドクトリン」に関心が集まる理由だ。

これを受け、国内では規制改革を通じた経済革新が、国外では「統一大チャンス」が、朴槿恵政権2年目の国政運営の2つの軸として定着した。

(中央SUNDAY第367号)



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