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“コピー”が公然の秘密だったのは過去の話…ファッション界訴訟頻発の裏に韓国牽制疑惑(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

チェック柄訴訟となっているバーバリー(左)とサンバンウルの模様。(写真=業界総合)

今月10日、英ファッション会社バーバリーリミテッドが韓国下着会社サンバンウルを相手取り、ソウル中央地裁に商標権侵害禁止訴訟を起こし、1億ウォン(約950万円)の損害賠償を請求した。サンバンウルのトライ(TRY)男性トランクスがバーバリー固有のチェック柄を盗用したという理由だった。バーバリーがLGファッション「DAKS」のチェック柄シャツを問題視して起こした訴訟が強制調停で終わってから5カ月ぶりだ。

ファッション業界が訴訟で疲弊している。1月にファッションブランド「ロンシャン」が国内流通会社AIインターナショナルを相手に「AIインターナショナルがロンシャンの『ル・プリアージュ』バッグのデザイン権利を侵害した」として起こした訴訟で勝訴した。続いて昨年5月にもコーロンFnCが「ピエールカルダンのV4Vバッグはコーロンのステファニーバックを模倣した」としてピエールカルダンを相手取り起こした販売禁止仮処分訴訟で勝利した。

同年2月にはフランス貴金属販売会社「アガタ・ディフュージョン」とアクセサリー会社「スワロフスキー」が子犬のデザインの商標権をめぐり争った。最高裁は「アガタの子犬のデザインとスワロフスキーの子犬のペンダントは細部に差がある」としてスワロフスキーに軍配をあげた。


このような訴訟は模倣とトレンドの境界があいまいな業界の特性が原因だ。業界の関係者は「毎年、春・秋4大ファッションショーに世界のデザイナーが集まり、ここで発表されるトレンドに基づき、各国市場に変形されて適用されるのが慣例」と話した。こうしたファッション業界の特性上、似た製品が出てくるしかない構造であり、訴訟は減らないということだ。

過去とは違い「国内ファッション業界が成長しながら経験する成長痛」という分析もある。その間ファッション分野で“コピー”は公然の秘密として扱われた。国内のデザイナーが日本や欧州のファッションショーからデザインをコピーした後、自社ブランドとして衣類を出し、これに基づき東大門やロードショップでコピー製品を作り、「○○st(○○ブランドスタイルの衣類という意味)として安く販売してきた。「東大門で売れればデザインがヒットしたという意味」という言葉が出るほど、コピーを問題視しない雰囲気だった。



“コピー”が公然の秘密だったのは過去の話…ファッション界訴訟頻発の裏に韓国牽制疑惑(2)

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