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【時視各角】日本の「便所飯」が韓国に投げかける苦いメッセージ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本はいじめに敏感な社会だ。他人と一緒にしなければ激しい不安を感じる人が多い。このところ流行する“便所飯”の風潮もこうした心理状態の一面だ。1人でご飯を食べる姿を見せたくなくトイレでこっそりと食事をする人が増加しているということだ。体面が良く見えるわけがない。一部大学と高校が「トイレでの食事禁止」という警告文を掲示しだした。何年か前には「東京大学のトイレにも警告文が登場した」という書き込みがインターネットに上がってきた。学校当局は貼っていないと否定したが、サイバー世界では嵐のようなクリックが続いた。

数日前に韓国社会でも同様の騒動が広がった。ある総合日刊紙が社会面に「1人でご飯を食べる大学生」という記事を上げた。友人がいなかったり時間に追われ空いている講義室などで1人でご飯を食べる「1人飯族」が増えたという内容だった。一部のひとりぼっちの学生がトイレで昼食をとるとし、証拠資料まで提示した。のり巻き1本と飲み物がセラミックの便器のふたの上に置かれた写真だった。記事はあっという間にサイバー世界を熱くし、他の媒体からは同様の記事があふれた。韓国社会の痛い点をまともに刺し幅広い共感を作り出したのだ。

「1人飯の難易度」という書き込みがオンラインで流行したこともある。場所により9段階で1人飯の難易度をわけたものだった。周りの視線を意識せず1人で食べられるコンビニエンスストア、フードコート、粉食店が1~3段階だ。若干の視線を感じる中華料理店、インスタント飲食店、伝統料理店が4~6段階、厳しい眼差しに耐えるのが難しいファミリーレストラン、焼き肉店が7~8段階だ。最高難易度は酒場で1人おつまみで腹を満たすことだ。「便所飯」はどの段階だろうか。10段階でもあり、0段階でもあるだろう。

【時視各角】日本の「便所飯」が韓国に投げかける苦いメッセージ(2)

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