2人の登場は劇的だった。身分を明らかにせず北朝鮮官営メディアに登場し、大きな関心を集めた後、名前を知らせて華麗にデビューする形だ。キム・ヨジョンは2011年12月、金正日(キム・ジョンイル)総書記の葬儀で姿を現した。喪服姿で父の死を悲しむ“泣き虫少女”としての印象があるのもこのためだ。9日、最高人民会議代議員の投票場に現れた金正恩に随行するキム・ヨジョンの名前を、官営メディアは初めて知らせた。「労働党中央委責任イルクン(幹部)」という肩書きは、今後、彼女が権力の前面に出てくることを予告している。
李雪主は平壌のシンデレラのようだった。2012年7月初め、金正恩の公演観覧で隣に座った李雪主は、西側メディアのスポットライトを浴びた。同月末、平壌綾羅(ヌンラ)人民遊園地のオープン行事に金正恩と一緒に出てきた彼女を、北朝鮮メディアは「夫人の李雪主同志」と紹介した。関心がピークに達した時点を選んで公開したのだ。公開席上で金正恩と腕組みをした姿は破格だった。高級カップル時計と名品バック、ヘアスタイルまですべてが関心事だった。金正恩と党・政・軍の幹部が着用する「肖像徽章」(金日成・金正日の写真入りバッジ)を李雪主だけがなぜ付けないのかをめぐり、さまざまな解釈が出ているほどだ。金正恩の生母の高英姫(コ・ヨンヒ)が生前に一度も姿を現さなかったのとは対照的だ。
李雪主は平壌のシンデレラのようだった。2012年7月初め、金正恩の公演観覧で隣に座った李雪主は、西側メディアのスポットライトを浴びた。同月末、平壌綾羅(ヌンラ)人民遊園地のオープン行事に金正恩と一緒に出てきた彼女を、北朝鮮メディアは「夫人の李雪主同志」と紹介した。関心がピークに達した時点を選んで公開したのだ。公開席上で金正恩と腕組みをした姿は破格だった。高級カップル時計と名品バック、ヘアスタイルまですべてが関心事だった。金正恩と党・政・軍の幹部が着用する「肖像徽章」(金日成・金正日の写真入りバッジ)を李雪主だけがなぜ付けないのかをめぐり、さまざまな解釈が出ているほどだ。金正恩の生母の高英姫(コ・ヨンヒ)が生前に一度も姿を現さなかったのとは対照的だ。
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