内容は、韓国の国会に該当する中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会が毎年9月3日を「中国人民抗日戦争勝利記念日」として、また12月13日を「南京大虐殺死亡者の国家追悼日」とする草案を審議したとのことだった。中国語の資料のほかにハングル説明文まで親切に付け加えていた。これは今年の中国外交の傍点がどこにつけられるかを示唆している。“抗日“だ。事実、新年早々から中央日報は中国大使館から寄稿要請を受けた。題名から目を引いた。「不義にふける者は、必ず歴史の恥辱の中に一生閉じ込められる」。「不義にふける者(多行不義者)」は日本を示す。
中国の習近平国家主席は昨秋、「周辺国外交工作座談会」を開いた。会議の結果は「親、誠、恵、容」の4つの文字で要約される。隣国とさらに親しく付き合い誠意を尽くして対応して中国発展の恩恵を分ける一方、さらに包容するということだ。しかし現在の中国外交を見ると、隣国のうちで日本は含まれていない様相だ。過去の歴史を否定して極右に走っている安倍晋三政権の右傾化の歩みがその原因を提供しているのはもちろんだ。
【コラム】今年の中国外交は抗日だ(2)
中国の習近平国家主席は昨秋、「周辺国外交工作座談会」を開いた。会議の結果は「親、誠、恵、容」の4つの文字で要約される。隣国とさらに親しく付き合い誠意を尽くして対応して中国発展の恩恵を分ける一方、さらに包容するということだ。しかし現在の中国外交を見ると、隣国のうちで日本は含まれていない様相だ。過去の歴史を否定して極右に走っている安倍晋三政権の右傾化の歩みがその原因を提供しているのはもちろんだ。
【コラム】今年の中国外交は抗日だ(2)
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