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離散家族再会うまくいけば北朝鮮に食糧・肥料支援

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国政府が離散家族再会行事の円満な進行と後続北朝鮮接触戦略を立てるのに力を傾けている。15日に開かれた国家安全保障会議(NSC)常任委員会では北朝鮮に対する食糧・医薬品・肥料など人道的支援と、離散家族再会の拡大・定例化問題を議論した。韓国政府関係者は、「20日から開かれる離散家族再会が成功裏に行われれば定例化まで進められないだろうか」と明らかにした。離散家族再会の定例化は14日に南北高官級接触で議論されたが最終合意は導出されなかった事案だ。同関係者は、「具体的にどのような北朝鮮支援をするかは決定されていないが、人道的支援は朴槿恵(パク・クネ)大統領も強調してきたものだけに、できることを統一部で見つけていくだろう」と話した。

朴大統領はこの日、南北合意に対する反応を示さなかった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は、「今回の接触で北朝鮮側に朴大統領の韓半島信頼プロセスに対し初めて直接説明したのも関係進展のひとつ。ただし一喜一憂はしないという意味ではないか」と説明した。

北朝鮮は静かだった。労働新聞15日付で前日に板門店(パンムンジョム)で開かれた南北高官級接触妥結のニュースが小さく掲載された。朝刊で6面を発行する新聞の4面左下の片隅に「南北高官級接触が行われた」という見出しで離散家族再会開催などを骨子とした共同声明文が短く紹介された。労働新聞は「元東淵(ウォン・ドンヨン)労働党副部長を団長にした国防委員会代表団と金奎顕(キム・ギュヒョン)青瓦台国家安保室1次長を首席代表とする南側代表団が参加した」と伝えた。16日付労働新聞は金正日(キム・ジョンイル)総書記の生誕72周年のニュースで1~2面を埋めたが南北接触のニュースはなかった。韓国メディアが今回の高官級接触を青瓦台・国防委員会間のライン稼動という意味に焦点を合わせ重点的に報道したのとは差がある。一部では北朝鮮が高官接触を戦術的な架け橋にするだろうという解釈も出ている。






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