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【寄稿】統一は夢見て準備しなければ来ない=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
統一準備は韓国内、南北関係、国際社会という3種類の次元で進められるものだが、統一を促進させられる対外環境がどれだけ重要かは過去に西ドイツが数十年間にわたり周辺国との外交に注いだ努力を見れば知ることができる。最近外交部が今年の業務方向を平和統一の外交的基盤構築に向けた「平和統一信頼外交」に向けた理由もここにある。

統一の過程でまず至急なのは朝鮮半島に平和を定着させることだ。このため最初に、北朝鮮の挑発を抑止するための予防外交を展開し、平和定着の最大の障害物である北朝鮮の核問題解決に集中するだろう。特に核不容に対し強化された国際的協調を基に原則をもって実効的な対応を通じ北朝鮮の核放棄を誘導していくだろう。2番目、韓国政府は北東アジア平和協力構想と羅津(ナジン)・ハサン物流事業のようなユーラシアイニシアチブの推進を通じ北朝鮮の変化誘導に向けた環境を作っていく。同時に北朝鮮住民の生活に実質的に役立つ事業も着実に推進していく計画だ。最後に、統一に対する国際的支持基盤を拡充していくことが必要だ。韓国政府は周辺国だけではなく、昨年発足した5つの中堅国協力メカニズム(MIKTA)を含めた友好国と国際機関との協調を強化しようと思う。経済外交を通じ統一推進基盤を強固にしながらソウルに常駐し北朝鮮を兼任する国の大使館との協議体である「朝鮮半島クラブ」を設立し北朝鮮情勢に関する多層的協議も強化していく。

オバマ大統領が2012年の訪韓時に韓民族の統一に対し「歴史の力と人間の希望を否定することはできない」と述べたように、未来は夢見て準備する者のものだ。私たちも荒波に漂流せず統一の恩恵と費用に対する明確な認識とビジョンを持って主導的に未来を準備していかなければならない。


尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官

◇外部の筆陣コラムは中央日報の編集方針と異なる場合もあります。



【寄稿】統一は夢見て準備しなければ来ない=韓国(1)

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