「氷上の女帝」イ・サンファが韓国選手団に初めて金メダルをもたらして、ソチ冬季オリンピック目標達成にも青信号がついた。

韓国は１２日、待ちこがれたソチ冬季オリンピックで初の金メダルを得た。ロシアのソチのアドレルアリーナで開かれた女子スピードスケート５００メートルでイ・サンファが１・２次レース合計７４秒７０でトップに上がり、今大会初のメダルを金色に染めた。

大会序盤の韓国選手団の雰囲気は重かった。メダル圏入りが期待されていた男子スピードスケートの２枚看板イ・スンフンとモ・テボムがそれぞれメダル圏入りに失敗した上、期待の男子ショートトラック１５００メートルでもメダルを追加できず危機感が高まった。


だが、イ・ソンファがライバルを圧倒する力で金メダルを首にかけて、安堵のため息がもれた。これまでノーメダルで順位圏に名前を上げられなかった韓国は金メダル１個を取得してスイス、ポーランド、スロバキアなどと共に共同９位（１２日午前１時現在）に名前を上げた。

快調のコンディションを立証したイ・サンファがスピードスケート女子１０００メートル出場を控えており、ショートトラック、女子フィギュアスケートなどでも金メダルが期待されて今後の展望も明るい方だ。韓国は今大会で金メダル４つ以上を獲得して総合１０位圏内に入るのを目標にしている。





【特集】ソチ冬季オリンピック２０１４