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韓国は新興国か…外国人、株は売るが債券は買う(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国経済がまた試験台に載せられた。新興市場の不安定、中国景気の鈍化の兆し、米国景気の異常信号が重なりながらだ。驚いた世界の投資資金は危険地帯から安全地帯で避難し始めた。韓国は両地帯の境界に立っている。危機の台風に巻き込まれるのか、「脱新興国」で差別化できるかの分かれ目だ。

株式市場にはすでに冷たい風が吹いている。危機警報が鳴り、外国人は連日、韓国株を売っている。今年に入り買った株式より売った株式が2兆1000億ウォン(約2000億円)ほど多い。4日のKOSPI(韓国総合株価指数)は前日比33.11ポイント(1.72%)安の1886.85で引けた。1900割れは昨年8月以来5カ月ぶり。

それでも「セル(Sell)コリア」と言うには早い。外国人は依然として韓国の債券を購入している。今年に入って3日まで1兆7235億ウォンの買い越しだ。このため国債の金利は、新興国の危機が膨らんで以来むしろ落ちている。代表的な安全資産である米国国債と同じ流れだ。現代証券のアナリスト、シン・オル氏は「債券市場だけを見れば韓国は先進国に近い」と話した。


ウォンもこの日、小幅(1ドル当たり0.7ウォン)反騰した。過去とは違う姿だ。以前には外部の危機が韓国株・韓国ウォン・債券価値を同時に落とす「トリプル安」を招いた。しかし「バーナンキショック」で1次新興国危機が発生した昨年6月以降、韓国ウォンはむしろ4%上がっている。同じ期間、アルゼンチン(-34%)、インドネシア(-20%)、トルコ(-19%)の通貨が一斉に落ちたのとは対照的だ。動揺したとはいえ、「外国人のATM(現金預け払い機)」にまで転落したわけではない。

キム・ヒョンテ資本市場研究院長は「変わった待遇は強まった基礎体力(ファンダメンタルズ)のおかげ」とし「経常黒字が続いてドルが着実に入るうえ、財政健全性の面でも他の新興国とは差が大きい」と述べた。昨年の経常黒字は707億ドルと過去最大だった。



韓国は新興国か…外国人、株は売るが債券は買う(2)

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