韓中友好の体面を整えた形となった行事だが、全体の脈絡からは本来この行為を通じてメッセージを伝えたい相手は韓国ではなく日本であることが明らかになる。「安重根」はこのメッセージを伝えるために中国が選んだ碁石(棋子)だった。「率直に言って最近の日中関係の悪化がなければ、私たちは安重根が誰なのかも知らなかっただろう」。ある中国人の至極率直な評だ。
最近どんどん近づいた韓中関係について、誠信(ソンシン)女子大学のキム・フンギュ教授は「韓国の外交がうまくやったからというよりは、新しい安保環境と中国自らの外交戦略の調整に起因するところが大きい」と分析する。中国が世界で米国と覇権競争をして、アジアで「日本たたき」をしながら、「碁石」としての韓国の価値が相対的に大きく向上したということだ。
最近どんどん近づいた韓中関係について、誠信(ソンシン)女子大学のキム・フンギュ教授は「韓国の外交がうまくやったからというよりは、新しい安保環境と中国自らの外交戦略の調整に起因するところが大きい」と分析する。中国が世界で米国と覇権競争をして、アジアで「日本たたき」をしながら、「碁石」としての韓国の価値が相対的に大きく向上したということだ。
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