ソチ冬季オリンピック(五輪)を準備する韓国代表には、キム・ヨナ(24、フィギュアスケート)、イ・サンファ(25、スピードスケート)などビッグスターだけがいるわけではない。まだ注目されていない本当のスター、チームコリア(Team Korea)がある。
これまで冬季五輪の韓国代表は個人種目を中心に組まれてきた。ショートトラック男女リレーチームが好成績を出したが、このチームも個人戦メダリストで構成されていた。ソチ五輪ではショートトラックだけでなく、スピードスケート男女団体追い抜き、カーリング女子、ボブスレー、リュージュ代表チームなど団体競技に出る選手たちが輝きを放つと予想される。
韓国選手団が冬季五輪史上最多の64人をソチに派遣するのも団体競技のおかげだ。ボブスレー男女2人乗り、リュージュのチームリレー、女子カーリング代表チームが五輪出場権を獲得した。全体64人のうち2人以上の団体戦に出場する選手は35人(54.6%)にのぼる。
スピードスケート団体追い抜きのエース、イ・スンフン(26、大韓航空)は「チームの選手個人の実力は大したことがない。しかしチームが固まれば世界どのチームと対戦しても劣らない自信がある」と語った。一人の“コリアン”は弱くても“チームコリア”はどの国よりも強いということだ。
ソチ五輪を控え、協同と犠牲を強調する韓国人の底力が団体戦でよく表れた。団体競技に臨む選手は全員、劣悪な環境を一緒に乗り越えてきたという共通点がある。
京畿道庁カーリングチームの女子選手は2010年に代表チームに選ばれるまでモーテルで合宿した。練習前には付近の食堂でのり巻きやトッポッキを分け合って食べた。厳しい状況でも数え切れないほどストーンを投げて研究し、2012年世界選手権で4強入りし、太極マークを付けてソチへ行くことになった。主将のキム・ジソン(27)は「最年長から最年少まで年齢の差は13歳にもなる。しかし私たちは気兼ねせず一緒に悩みを相談する。チームワークに関しては私たちと比較できるチームはないだろう」と話した。
団体追い抜き選手のチームワークも目を引く。ショートトラック代表争いからもれた選手たちで構成されたチームは、傷を癒やし合いながら一つになった。ショートトラックの走法をスピードスケートに取り入れた団体追い抜き代表は、ワールドカップ(W杯)10大会連続でメダル(銀7・銅3)を獲得した。イ・スンフンを除いたチュ・ヒョンジュン(23)、キム・チョルミン(22、以上韓国体育大)は無名だが、団体追い抜き部門では五輪メダル候補だ。イ・スンフンは「個人的に1万メートル五輪2連覇もよいが、後輩と一緒にする団体追い抜きでメダルを取りたいという気持ちが強い」と話した。
専用トラックを使用できないボブスレーやリュージュの選手たちは、スタート訓練場とアスファルト道路を行き来しながら練習した。劣悪な環境の中、ソリ全種目で五輪出場を成し遂げ、勢いに乗っている。ボブスレー男子2・4人乗りのウォン・ユンジォン(29)は「ドイツ・ロシアなどに比べて韓国の技術・装備は劣るが、私たちには自分たちのスタイルがある」と話した。
これまで冬季五輪の韓国代表は個人種目を中心に組まれてきた。ショートトラック男女リレーチームが好成績を出したが、このチームも個人戦メダリストで構成されていた。ソチ五輪ではショートトラックだけでなく、スピードスケート男女団体追い抜き、カーリング女子、ボブスレー、リュージュ代表チームなど団体競技に出る選手たちが輝きを放つと予想される。
韓国選手団が冬季五輪史上最多の64人をソチに派遣するのも団体競技のおかげだ。ボブスレー男女2人乗り、リュージュのチームリレー、女子カーリング代表チームが五輪出場権を獲得した。全体64人のうち2人以上の団体戦に出場する選手は35人(54.6%)にのぼる。
スピードスケート団体追い抜きのエース、イ・スンフン(26、大韓航空)は「チームの選手個人の実力は大したことがない。しかしチームが固まれば世界どのチームと対戦しても劣らない自信がある」と語った。一人の“コリアン”は弱くても“チームコリア”はどの国よりも強いということだ。
ソチ五輪を控え、協同と犠牲を強調する韓国人の底力が団体戦でよく表れた。団体競技に臨む選手は全員、劣悪な環境を一緒に乗り越えてきたという共通点がある。
京畿道庁カーリングチームの女子選手は2010年に代表チームに選ばれるまでモーテルで合宿した。練習前には付近の食堂でのり巻きやトッポッキを分け合って食べた。厳しい状況でも数え切れないほどストーンを投げて研究し、2012年世界選手権で4強入りし、太極マークを付けてソチへ行くことになった。主将のキム・ジソン(27)は「最年長から最年少まで年齢の差は13歳にもなる。しかし私たちは気兼ねせず一緒に悩みを相談する。チームワークに関しては私たちと比較できるチームはないだろう」と話した。
団体追い抜き選手のチームワークも目を引く。ショートトラック代表争いからもれた選手たちで構成されたチームは、傷を癒やし合いながら一つになった。ショートトラックの走法をスピードスケートに取り入れた団体追い抜き代表は、ワールドカップ(W杯)10大会連続でメダル(銀7・銅3)を獲得した。イ・スンフンを除いたチュ・ヒョンジュン(23)、キム・チョルミン(22、以上韓国体育大)は無名だが、団体追い抜き部門では五輪メダル候補だ。イ・スンフンは「個人的に1万メートル五輪2連覇もよいが、後輩と一緒にする団体追い抜きでメダルを取りたいという気持ちが強い」と話した。
専用トラックを使用できないボブスレーやリュージュの選手たちは、スタート訓練場とアスファルト道路を行き来しながら練習した。劣悪な環境の中、ソリ全種目で五輪出場を成し遂げ、勢いに乗っている。ボブスレー男子2・4人乗りのウォン・ユンジォン(29)は「ドイツ・ロシアなどに比べて韓国の技術・装備は劣るが、私たちには自分たちのスタイルがある」と話した。
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