金正恩（キム・ジョンウン）国防委第１委員長が北朝鮮対南浸透専門担当特殊部隊の訓練を参観した。北朝鮮の労働新聞は２３日、金正恩が「航空および反抗空軍（韓国空軍）傘下３２３軍部隊の戦術訓練場を訪問し、訓練を指導した」と伝えた。新聞は金正恩が直接訓練開始命令を下したとし、「戦闘員は少しも停滞せず、敵が気付く間もなく敵陣を稲妻のように勝ち取った」と強調した。韓国軍軍当局は▲訓練が２２日に行われ、▲訪問部隊が平南（ピョンナム）、順天（スンチョン）に駐留した北朝鮮軍第１１航空狙撃旅団であると把握している。金正恩の訓練参観は１９日、平壌（ピョンヤン）の順安（スナン）空港で対南浸透用ＡＮ－２航空機などを動員して仁川（インチョン）国際空港を仮想目標にした打撃訓練を行ったことに続く動きである。＜中央日報１月２３日付＞

金民錫（キム・ミンソク）国防部報道官は「最近北朝鮮のＡＮ－２機を動員した訓練を含む色々な軍事活動動向に対して鋭意注視している」とし、「金正恩が訪問した部隊はＡＮ－２機などを利用して空中で浸透する部隊で攻撃性があると判断している」と話した。政府はこの日、大統領府で金章洙（キム・ジャンス）安保室長主宰で柳吉在（リュ・ギルジェ）統一長官、金寛鎮（キム・クァンジン）国防長官と南在俊（ナム・ジェジュン）国家情報院長などが参加する中、安保政策調整会議を開いて北朝鮮軍の動向と対応策を議論した。

政府と軍当局が神経を尖らせているのは旧正月（３１日）の連休を前後して北朝鮮軍動向がただならないという判断からだ。

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