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<サッカー>韓国代表、ベテラン選手なしにW杯に?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
朴智星(パク・チソン)が抜けたワールドカップ(W杯)、ベテラン選手がいないW杯になる可能性が出てきた。

洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は昨年10月、事実上の本大会体制でブラジルと親善試合を行った。当時のエントリー24人の平均年齢は25.7歳だった。30代の選手は郭泰輝(クァク・テフィ、33、アル・ヒラル)1人だけだった。

ブラジルW杯本大会では30代の選手が1人もいないベストイレブンとなる可能性もある。洪監督は新年のインタビューで、「最終エントリーの80%が完成した」と述べたが、現在ブラジル行きの可能性がある30代の選手候補群は郭泰輝と廉基勲(ヨム・ギフン、31、水原)、チャ・ドゥリ(34、ソウル)程度だ。


2012年に蔚山現代の主将としてチームをアジアチャンピオンズリーグ優勝に導いた郭泰輝だけが安定圏だ。郭泰輝も洪正好(ホン・ジョンホ、25、アウクスブルク)と金英権(キム・ヨングォン、24、広州恒大)に押され、ベンチに座る可能性が高い。

2002年韓日W杯当時、30代は6人だった。洪明甫と黄善洪(ファン・ソンホン)、崔真チョル(チェ・ジンチョル)、金泰ヨン(キム・テヨン)らベテラン選手がチームを引っ張って4強神話を築いた。

29歳の朴智星が主将の腕章をつけた2010年南アフリカW杯では30代が5人だった。李栄杓(イ・ヨンピョ)、李正秀(イ・ジョンス)、李雲在(イ・ウンジェ)、安貞桓(アン・ジョンファン)、李東国(イ・ドングク)は李青竜(イ・チョンヨン)、奇誠庸(キ・ソンヨン)ら当時の新鋭と呼吸を合わせ、初めての国外大会で16強入りした。

一方、2006年ドイツW杯では30代が4人だったが、チームを引っ張るベテラン選手がいなかった。結局、1次リーグで脱落した。ブラジルW杯でも李青竜、奇誠庸、具滋哲(ク・ジャチョル)ら20代半ばが軸となる。移籍を打診中の朴主永(パク・ジュヨン、29、アーセナル)が加われば、朴主永が実質的にリーダーの役割を果たさなければならない。

一部の人は「覇気と団結力があるが、危機対処能力が落ちる。W杯のような大きな舞台ではチームの軸となる老将が絶対に必要だ」と主張している。世界1位のスペインはイケル・カシージャス(32、レアル・マドリード)ら30代が7人、7位のイタリアはジャンルイジ・ブッフォン(35、ユベントス)など30代が10人にもなる。

しかしベテランにこだわる必要はないという意見もある。ハン・ジュンヒKBS(韓国放送公社)解説委員は「老将の存在感を数値で計量化することはできない。年齢よりW杯などメジャー大会の経験がもっと重要だと考える」とし「孫弘敏(ソン・フンミン、22、レバークーゼン)が欧州チャンピオンズリーグに出場したように、大きな舞台で経験を積むことが重要だ」と述べた。

パク・ムンソンSBS解説委員も「老将がいればよいが、必須ではない。開催国のブラジルは2002年大会で優勝に導いた“老将指揮官”ルイス・フェリペ・スコラーリ監督(65)を連れてきたが、選手団はネイマール(21、バルセロナ)など20代が中心」と話した。



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