トン・ドゥ・シャティニエル・コーチは、韓国はブラジルワールドカップ（Ｗ杯）Ｈ組のロシアとベルギーに十分に勝てる、と自信を表した。ドゥ・シャティニエル氏は９日、ソウル新門路の峨山政策研究院でコーチ就任記者会見を行った。

ドゥ・シャティニエル氏は「ロシアは経験豊かでフィジカルが強いチームであり、ベルギーはＷ杯優勝候補の一つ。しかしロシア、ベルギーともに勝てないチームではない」と話した。ドゥ・シャティニエル氏はサッカー韓国代表の海外組を管理し、Ｗ杯Ｈ組のロシア・ベルギー・アルジェリアの戦力分析を引き受ける。

オランダのユトレヒト出身のドゥ・シャティニエル氏は、２００８年から２０１１年までユトレヒト監督を務めた。２０１２年から昨年まではヒディンク監督が指揮するロシアのアンジでアシスタントコーチを引き受けた。この時、洪明甫（ホン・ミョンボ）監督と親しくなり、韓国代表チームに合流することになった。


ドゥ・シャティニエル氏は「ロシアのアンジで１年半ほど生活し、ほとんどの選手を確認した。ベルギーはオランダから遠くないのでよく知っている」と強調した。

ドゥ・シャティニエル氏は韓国行きを決めた理由について、「洪監督とロシアで一緒に過ごした。洪監督が韓国の海外組選手をチェックしてほしいと冗談で話していた。そして２カ月後、電話があり、正式に一緒に仕事をしようという提案を受けた。Ｗ杯に行ける機会自体が貴重であり、重要だと考えて、受諾することになった」と話した。

ドゥ・シャティニエル氏はアンジで生活しながらロシアの主軸選手を綿密に観察したと自信を表した。ドゥ・シャティニエル氏は「韓国とロシアがＵＡＥドバイで対戦した親善試合を見た。韓国がいい試合をした」とし「ロシアは多くの選手がＡＳモナコ（フランス）、ゼニト、スパルタク・モスクワ（以上ロシア）など良いチームに所属している。ヒディンク監督とアンジで生活しながら、多くの選手を見てきたので、個人の特徴をよく知っている」と語った。