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2014年の世界経済、乱れた「5気筒ダンス」は終わり(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

グローバル金融危機後、世界経済も「5気筒ダンス」のように交互に推移してきた。

5人の少女が踊る。ヘルメットとトレーニングウェア姿で交互にジャンプしながら。3人が跳べばその間の2人が下りて膝を曲げ、2人が跳べば3人が下りる。お互い行き違うが非常に楽しい。呼吸と拍子が合うからだ。あるガールズグループのトレードマークとなった「5気筒ダンス」だ。

◆米国は緩やかに回復、欧州にも温気

グローバル金融危機後、世界経済もこの「5気筒ダンス」をしてきた。5大経済圏(米国・欧州・日本・中国・新興国)がそれぞれ深刻な沈滞から抜け出して跳び上がろうとした。しかしその速度は遅く、チームワークもなかった。均衡が崩れたダンスは合わなかった。米国が金融を緩和し、欧州と中国は引き締めた。米国と欧州の経済が低迷する間、中国など新興国では資産バブルが発生した。


逆に2012年以降、先進国が回復すると、新興国が失速した。米国で始まった危機が欧州のPIIGS(ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペイン)に移った。先進国が落ち着く頃にはドバイやキプロスのようなところが冷や水を浴びせた。「ゆっくりではあるが回復する」と話していた専門家の予測は何度も外れた。

2008年のグローバル金融危機以降、世界経済は2010年(5.2%)に瞬間的に回復した後、ずっと成長率を下げてきた。互いに行き違う不均衡ダンスを終わらせるのが2014年の世界経済の課題だ。歩調を合わせて跳び、一緒に呼吸を整えなければならない。そうしてこそ見栄えもよく、長く踊ることができる。

幸い、政策の共同歩調は1年ほど前から始まった。マリオ・ドラギ欧州中央銀行総裁の2012年6月の「ロンドン宣言」が決定的な契機となった。それまでの数年間、欧州は米国と違う道を歩んだ。類例のないドル散布に動いた米国とは違い、金利をやや引き下げただけで、お金をばらまこうという考えはしなかった。

しかしロンドン宣言後、欧州もゼロ金利水準(0.25%)に利下げし、危機に陥ったギリシャのような国の国債を無制限に買い取る量的緩和を始めた。日本も大金を積んだ「アベノミクス」ヘリコプターを列島のあちこちに出した。2013年は史上初めて全世界の中央銀行が政策共同歩調に乗り出した年だった。



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